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同じエリアでも土地の値段がちがうのはなぜ? ― 差を「理由」と「お金」に分けて考える

2026年10月29日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

同じ町内なのに、こちらの土地は坪30万円、あちらは坪40万円。どうしてこんなに差があるの?と不思議に思ったことはありませんか。

同じエリアでも土地の値段がちがうのは、たいてい、土地ごとに理由があるからです。この記事では、理由を3つに分けて整理し、安く見える土地が本当に手ごろなのかを、お金に直して考える方法をまとめます。値段の調べ方そのものは土地の相場の調べ方の記事を見てください。

値段の差は、3つに分けると分かりやすい

土地の値段の差は、大きく次の3つから生まれます。

分け方主な中身変えられる?
土地そのもの形・広さ・道路とのつながり・高さ・向き変えにくい(工事でなおせるものもある)
まわりの決まり・環境用途地域・建てられる大きさ・駅やお店の近さ・学区変えられない
売り方・時期・事情古家が残っているか・売る人の事情・売れた時期買う人には分かりにくい

3つのうち、どれが理由で値段がちがうのかが分かると、「わが家には関係ない差」と「気にしたい差」を分けられます。

1. 土地そのもののちがい

形と広さ

正方形や長方形に近い土地は、家を建てやすく、値段が高めになりやすいです。細長い土地や三角形の土地、旗竿地(道路から細い通路でつながる土地)は、建てにくさのぶん、値段が低めになりやすいです。

広さでも坪単価が変わることがあります。広すぎる土地は総額が大きくなって買える人が限られ、坪単価が低めに出ることがあります。反対に、小さめの土地は総額が手ごろなので、坪単価では高めに出ることもあります。

道路とのつながり

前の道路の幅や、道路にどのくらいの長さで面しているかで、建てやすさや車の出し入れのしやすさが変わります。角地(2つの道路に面した土地)は、明るさや出入りのしやすさから、高めになりやすいと言われます。

高さと向き

道路と同じくらいの高さの土地は、すぐに家を建てやすいです。道路より高い・低い土地は、階段や擁壁(土をささえる壁)の工事が必要になることがあります。日当たりにかかわる向き(南側に道路があるかなど)で、値段が変わることもあります。

2. まわりの決まり・環境のちがい

同じエリアでも、道1本はさんで用途地域(建ててよい建物の種類や大きさを決めた地域の区分け)がちがうことがあります。建ぺい率・容積率が変わると、建てられる家の大きさも変わり、値段にもひびきます。くわしくは市区町村の都市計画の窓口・地図で確かめられます。

ほかにも、次のようなちがいが値段に出ることがあります。

こうした土地の良し悪しの見方は、土地の読みもの(土地の選び方)でくわしくまとめています。

3. 売り方・時期・事情のちがい

土地そのものが似ていても、売り方や時期で値段がちがうことがあります。

このうち、売る人の事情は、買う人からは分からないことが多いです。データの中で大きく外れた取引があっても、「何か事情があったのかもしれない」くらいに受けとめて、くらべる相手から外すのがおすすめです。

くらべるときは「似た土地」どうしで

理由が分かってきたら、くらべ方も変わります。同じエリアの土地を、条件がそろったものどうしでくらべると、差の理由が見えやすくなります。たとえば、同じエリアで次の3つの土地があったとします(数字も条件もすべて仮のものです)。

土地条件坪単価
ア旗竿地・古家付き30万円
イ長方形・更地(建物がない)35万円
ウ長方形・角地・更地40万円

3つを1つの「相場」にまとめると、坪35万円前後です。でも、条件が似ている土地がイなら、イの35万円がわが家にとっての物差しになります。アは形と古家、ウは角地という理由で、上下にずれていると読めます。

くらべるときの手順は、次のとおりです。

  1. 自分たちが探している条件(広さ・形・道路・更地か)を決める
  2. その条件に近い取引や広告を集める
  3. 条件が近いものどうしで坪単価をならべる
  4. 条件のちがうものは、どちらにずれているかだけ見る

取引のデータの並べ方は取引価格の見方の記事にまとめています。

安く見える土地を、お金に直して考える

値段が低めの土地は、そのぶん別の費用がかかることがあります。土地の値段だけでなく、「家が建てられる状態にするまで」のお金でくらべてみましょう。

低めになる理由別にかかるかもしれないお金
古家付き建物を壊す費用・ごみの処分
道路との高低差土を盛る・削る工事、擁壁や階段の工事
水道・下水が引きこまれていない引きこみの工事
形が使いにくい設計の工夫、建物の費用が上がることも

どのくらいかかるかは、土地によって大きくちがいます。気になる土地が見つかったら、住宅会社や不動産会社に「建てるまでにかかるお金」を聞いておくと、本当に手ごろかが分かります。

土地を探す前に確かめたいこと

うちに必要な広さの土地、このあたりでいくら?家族の人数と駅を選ぶだけで、必要な坪数と、実際に売れた土地の相場が分かります。無料・登録不要。

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よくある質問

Q. 相場より安い土地は、問題がある土地なのですか?

問題があるとは限りません。形や道路、高低差など、値段が低めになる理由があることが多いだけです。理由が分かれば、わが家にとって気にならないかどうかを判断できます。理由は、不動産会社に遠慮なく聞いてみてください。

Q. 広い土地は、坪単価が安くなるのですか?

そうなることもあります。広い土地は総額が大きくなるので、買える人が限られることがあるからです。ただ、地域や土地の使い道によってちがうので、「広い=必ず安い」とは考えず、近い広さの取引どうしでくらべるのがおすすめです。

Q. 高い土地は、そのぶん良い土地ですか?

高いのには理由があることが多いですが、その理由が自分たちの暮らしに合うかは別の話です。たとえば角地や広い道路に面していることが、わが家には大事でない場合もあります。値段の理由を知ったうえで、自分たちに合うかで考えてみてください。

まとめ

うちに必要な土地は何坪? そのあたりで、いくらで見つかる?

土地相場チェックは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要のチェックです。家族の人数から必要な土地の広さを出し、選んだ駅のまわりで実際に売れた土地(国の取引データ)から、その広さの土地が1年に何件・いくらくらいで売れているかを出します。

公開されている取引は一部なので、実際の売り物の数とはちがいます。目安としてお使いください。

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