借りる前に
家を持つと毎月かかるお金は? 固定資産税・火災保険・修繕の積み立てを「1か月あたり」で考える
2026年11月3日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
住宅ローンの毎月の返済額は分かった。でも、家を持つと、ほかにもお金がかかると聞く。「結局、毎月いくらかかるんだろう」と気になっている人に向けた記事です。
この記事では、家を持つと、ローンの返済のほかにかかるお金をまとめます。結論を先に言うと、税金・保険・修繕のお金は、毎月ではなく年に1回や何年かに1回、まとまって出ていくことが多いお金です。1か月あたりに直して家計に入れておくと、借りる額も決めやすくなります。
ローンのほかにかかるお金
家を持つと、住宅ローンの返済のほかに、主に次のようなお金がかかります。
| お金 | 払い方の例 | 金額を決めるもの |
|---|---|---|
| 固定資産税・都市計画税 | 毎年(何回かに分けて払うことが多い) | 土地・建物の評価額 |
| 火災保険(地震保険) | 何年分かをまとめて払うことが多い | 建物の構造・補償の内容・期間など |
| 修繕のための積み立て | 自分で毎月積み立てる | 家の大きさ・材料・設備 |
マンションでは修繕積立金や管理費が毎月かかりますが、一戸建ての注文住宅では、修繕のためのお金は自分で準備しておく必要があります。誰かが積み立ててくれるわけではないことを覚えておきましょう。
このほか、地域の町内会費や、家が広くなったぶん増える光熱費なども、家によってはかかります。
固定資産税・都市計画税
家や土地を持っていると、毎年、固定資産税がかかります。地域によっては、都市計画税もかかります。金額は、土地と建物の評価額によってちがいます。
- 新築の建物は、一定の期間、税金が軽くなるしくみがある
- 軽くなる期間が終わると、税金が上がることがある
- 土地を買って建てる場合は、土地の分の税金もかかる
軽くなる期間だけを見て家計を考えると、期間が終わったときに負担が増えます。期間が終わったあとの金額も、ざっくりでよいので見ておくと安心です。
税金のしくみや、建てる予定の家の目安は、住宅会社や市区町村で確かめてください。資金計画書に入っているかどうかは、見積もりに含まれない費用の記事も参考になります。
火災保険(地震保険)
住宅ローンを借りるときは、火災保険への加入が条件になっていることが多いです。地震保険は、火災保険とあわせて入る保険です。
火災保険は、何年分かをまとめて払うことが多いです。家を建てるときは諸費用の1つとして払い、期間が終わると、更新のときにまたまとまったお金が必要になります。
補償の内容(水害や風の被害をふくめるか、家具などの家財もふくめるかなど)によって、金額は変わります。どこまで備えるかは、住む場所や家族の考え方によってちがいます。
修繕のための積み立て
家は、年数がたつと手入れが必要になります。外壁や屋根の塗り直し、給湯器やキッチン・お風呂などの設備の交換は、まとまったお金がかかることが多いです。
こうしたお金に備えるために、毎月少しずつ積み立てておく考え方があります。例えば、仮に毎月1万円を積み立てると、1年で12万円、30年で360万円になります。必要になる金額と時期は家によってちがうので、住宅会社に次のことを聞いておくと考えやすくなります。
- 外壁や屋根の手入れは、何年ごとくらいに必要になりそうか
- 給湯器などの設備の交換は、いつごろになりそうか
- 定期的な点検や、そのときにかかりそうな費用はあるか
修繕のお金は、「必要になったときに払う」より「毎月少しずつ積み立てる」と考えておくと、急に家計が苦しくなりにくくなります。
1か月あたりに直して、家計に入れる
税金・保険・修繕のお金は、毎月決まって出ていくものではありません。だからこそ、1か月あたりに直して、毎月の家計に入れておくことが大切です。
仮の金額で計算してみましょう(実際の金額は、家や地域、保険の内容によって変わります)。
| お金(仮の金額) | 払う金額 | 1か月あたり |
|---|---|---|
| 固定資産税・都市計画税 | 年12万円 | 1万円 |
| 火災保険(地震保険) | 5年分で15万円 | 2,500円 |
| 修繕のための積み立て | 毎月1万円 | 1万円 |
| 合計 | 2万2,500円 |
この例では、ローンの返済のほかに、毎月約2.3万円を見ておく計算です。住宅ローンの返済が毎月9万円なら、家にかかるお金は毎月約11.3万円になります。
いまの家賃とくらべるときも、この金額を足してくらべると、実感に近くなります。くらべ方は家賃と住宅ローンのくらべ方の記事にまとめています。
借りる額を決める前に
家を持つと増えるお金は、住宅ローンの返済と同じように、家に住む間ずっとかかるお金です。返済が終わったあとも、税金や修繕のお金は続きます。
借りる額を決めるときは、毎月の手取りから生活費を引き、さらにこうしたお金を引いた残りで、返済にあてられる額を考えると安心です。家計から返せる額を考える手順は、借りられる額と返せる額の違いの記事でくわしく書いています。
借りる前に確かめたいこと
- 建てる予定の家の固定資産税の目安を、住宅会社や市区町村に聞いた?
- 新築で軽くなる期間が終わったあとの税金も考えた?
- 火災保険の期間と、更新のときのお金を確かめた?
- 外壁・屋根・設備の手入れの時期を、住宅会社に聞いた?
- 修繕のための積み立てを、毎月いくらにするか決めた?
- 税金・保険・修繕を1か月あたりに直して、家計に入れた?
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Q. 固定資産税は、毎年いくらかかりますか?
土地と建物の評価額によってちがうので、一律には言えません。新築の建物は一定の期間軽くなるしくみがあり、その期間が終わると上がることもあります。建てる予定の家の目安は、住宅会社や市区町村で確かめてください。
Q. 修繕のための積み立ては、毎月いくらにすればいいですか?
家の大きさや使う材料、設備によって、必要になる時期と金額が変わるので、一律には言えません。住宅会社に、外壁や屋根、設備の交換がいつごろ、どれくらい必要になりそうかを聞いて、その金額を年数で割ると、毎月の目安を考えやすくなります。
Q. 火災保険は、ローンと一緒に毎月払うものですか?
火災保険は、何年分かをまとめて払うことが多いです。払い方や期間は保険によってちがいます。毎月払うものではなくても、更新のときにまとまったお金が必要になるので、1か月あたりにして家計に入れておくと安心です。
まとめ
- 家を持つと、ローンの返済のほかに税金・保険・修繕のお金がかかる
- 固定資産税は評価額でちがい、新築で軽くなる期間が終わると上がることがある
- 火災保険はまとめて払うことが多く、更新のときにもお金が必要になる
- 一戸建ての修繕のお金は、自分で毎月積み立てておく
- 1か月あたりに直して家計に入れ、その残りで返済にあてる額を考える
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