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間取りを自分で作る方法 何から考える?どんな道具で書く?つまずきやすいところは?

2026年10月29日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

住宅会社から出てきた間取りを見て、「もっとこうしたい」と思った。あるいは、打ち合わせの前に自分たちの希望を形にしておきたい。そう思って、間取りを自分で書いてみようとしている人に向けた記事です。

結論を先に言うと、線を引く前に、条件の書き出しと部屋の配置(ゾーン分け)を済ませると、自分で作る間取りはぐっとまとまりやすくなります。この記事では、考える順番を8つの手順にまとめ、部屋ごとの広さの目安と、つまずきやすいところを紹介します。

間取りを考える順番(8つの手順)

間取りは、いきなり方眼に部屋を並べ始めると、途中で「部屋が入らない」「階段の場所がない」となりがちです。次の順番で考えると、手戻りが少なくなります。

  1. 条件を書き出す:家族の人数と年齢、ほしい部屋、車の台数、在宅ワークの有無など
  2. 土地と建物の大きさの枠を知る:敷地の広さ、建てられる広さ(建ぺい率・容積率)、道路の位置と方角
  3. ゾーンを分ける:玄関、LDK、水回り(キッチン・洗面・お風呂・トイレ)、寝室などのまとまりを、敷地のどこに置くか大まかに決める
  4. 動線をつなぐ:玄関から LDK、キッチンから洗面所、洗濯機から物干しまで、毎日の歩く道すじを考える
  5. 部屋の大きさを決める:方眼のマスで、それぞれの部屋の広さを決める
  6. 階段と上下の階の重なりを決める:階段の位置、2階の部屋が1階のどこに乗るかをそろえる
  7. ドア・窓・収納を入れる:開け閉めの向き、窓の高さ、収納の量
  8. 家具を置いて確かめる:ソファ・ダイニング・ベッドなどを実際の寸法で置き、通れるか見る

1〜4 は紙に文字や丸を書くだけで十分です。線をきれいに引くのは 5 からで大丈夫です。

ゾーン分けと動線の考え方

手順の3と4は、自分で作る間取りの出来を大きく左右します。ここで少していねいに見ておきます。

家の中を3つのまとまりに分ける

部屋は、性格の近いもの同士でまとめると考えやすくなります。よく使われる分け方は次の3つです。

紙に敷地の四角を書き、その中に3つの丸を置いてみます。道路の位置で玄関の場所がほぼ決まり、日当たりのよい側に LDK を置きたい、という希望から、丸の位置が自然と決まっていきます。

毎日の道すじを線で書く

丸を置いたら、毎日くり返す動きを線で書きこみます。たとえば次のような線です。

線が長く遠回りしていたり、ほかの線と何度も交わっていたりしたら、丸の置き方を変えるサインです。洗濯の動きは洗濯動線の記事でくわしく見ています。

部屋ごとの広さの目安

部屋の広さは、家族の暮らし方で変わります。最初の当たりをつけるために、よく見かける広さを表にしました。在来の木造でよく使われる 910mm の方眼(1マス=約0.83㎡=約半帖)で、何マスくらいになるかも添えています。

部屋よく見かける広さ910の方眼でのマス数(例)
LDK16〜20帖くらい32〜40マス(4×8、5×8 など)
主寝室6〜8帖くらい12〜16マス(3×4、4×4)
子ども部屋4.5〜6帖くらい9〜12マス(3×3、3×4)
洗面所2帖くらい4マス(2×2)
お風呂1坪(2帖)くらい4マス(2×2)
トイレ1帖くらい2マス(1×2)
玄関(土間とホール)2〜4帖くらい4〜8マス

表の帖数は、壁の真ん中どうしで測った広さ(芯々)での目安です。壁の厚みの分、実際に使える広さ(内法:壁の内側から内側まで)は少し小さくなります。帖・坪・㎡の換算は帖・坪・㎡の換算の記事にまとめています。

全部の部屋を足してから、廊下・階段・収納の分を足すと、家全体の広さの当たりがつきます。部屋だけで敷地いっぱいになっていたら、どこかを小さくするサインです。

使う道具

自分で間取りを書く道具は、大きく分けて次の3つです。どれか1つでなくて、組み合わせて使う人も多いです。

方眼紙とえんぴつ

いちばん手軽で、家族で同じ紙をのぞきこみながら話せるのがよいところです。1マスを 910mm と決めて書けば、マスを数えるだけで広さが分かります。書き方は方眼紙で間取りを書く方法にまとめています。消しゴムで何度も直すと紙が汚れやすいので、2階は別の紙にするなど工夫がいります。

間取りのシミュレーション(アプリ・ウェブ)

部屋を動かす・広げるのがかんたんで、帖数や延床面積が自動で出ます。家具を実際の寸法で置けるものや、3Dで中を歩けるものもあります。選ぶときに見るところは無料の間取りシミュレーションの記事を参考にしてください。

いまの図面に書きこむ

住宅会社の図面がすでにあるなら、それをコピーして赤ペンで書きこむのも立派な「自分で作る」です。一から作るより、直したいところがはっきりします。

つまずきやすいところ

自分で作った間取りでよく起きることを挙げます。どれも、作っている途中で数字を見れば気づけるものです。

廊下と階段の広さを忘れる

部屋だけを並べると、廊下と階段の場所が足りなくなりがちです。階段は、まっすぐな形(直階段)で 910 の方眼の 1×4 マスくらい、折り返す形で 2×2 マスくらいの場所がいります。しかも1階と2階の同じ位置に必要です。

2階が1階からはみ出す・重ならない

2階の壁や柱が、1階の壁や柱の上にのっていないと、構造の面で無理が出やすくなります。2階の部屋を書いたら、1階の図に重ねて、壁の位置がどれくらいそろっているか見ておくと安心です。

収納が足りない

収納は、延床面積の 10〜15% くらいがよく言われる目安です。部屋を広くしたくて、収納を後回しにすると、住み始めてから物があふれやすくなります。

家具を置くと通れない

図面の上では広く見えても、ソファやダイニングテーブルを置くと、通り道が狭くなることがあります。人が1人通るなら 60cm くらい、すれちがうなら 90〜120cm くらいが目安です。

窓・ドアと家具がぶつかる

窓の前にベッドやタンスを置く予定だった、ドアを開けたら家具に当たる、ということもよくあります。窓とドアを入れたら、そのまま家具も置いてみて、開け閉めの場所と家具の場所が重ならないか確かめましょう。掃き出し窓(床までの窓)の前には、背の高い家具は置きにくくなります。

方角を見ていない

図面の上を北だと思いこんで書きはじめると、LDK が北側になっていた、ということが起きます。紙のすみに北の向きを書き、日当たりのよい側にどの部屋を置くかを、最初のゾーン分けの段階で決めておくと安心です。

法律や構造の決まりを自分で判断しようとする

建ぺい率・容積率のほか、高さの決まり(斜線制限など)、窓の大きさ(採光)、耐震のための壁の量など、間取りには法律や構造の決まりがあります。自分で全部を判断するのはむずかしいので、ここは設計の担当者に任せる部分と考えておくと気が楽です。

自分の間取りで確かめる

マドリつくーる(マドつく)を使うと、ここまでの手順を画面の上で試せます。無料・登録なしで使えます。

  1. 見本(約3万の間取りを条件で探せます)から近いものを選ぶか、いまの図面の写真・PDFを読み込むか、白紙・土地の大きさから始めます
  2. 方眼(910 など)に部屋のブロックを並べ、ふちをつかんで広げたり動かしたりします。帖数・延床面積・建築面積は自動で出ます
  3. ドア・窓・キッチン・家具を実際の寸法で置きます。家具を選ぶと、まわりの壁やほかの家具までの距離が出ます
  4. 作りながら出る目安のチェック(収納の割合、玄関から行けない部屋、ドアと家具が当たる など)を見て、気になるところを直します
  5. 3Dで中を歩いたり、家族に共有して「直してみて」と頼んだりして、みんなで確かめます

できあがった間取りは、AI 間取り診断(マドリセカンド)や設計のプロに見てもらうこともできます。

間取りを決める前に確かめたいこと

この寸法、自分の間取りだとどうなる?部屋を並べるだけで、帖数・延床は自動で計算。家具を置いて3Dでも確かめられます。無料・登録不要。

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よくある質問

Q. 間取りを自分で作っても、住宅会社に渡して大丈夫ですか?

自分で作った間取りは、希望を伝える資料として役に立ちます。ただ、構造や法律の決まりで、そのままでは建てられないこともあります。「こういう暮らしがしたいので、この形を考えた」と理由を添えて渡すと、設計の担当者も直しやすくなります。

Q. 間取りは何から考えればいいですか?

いきなり線を引くより、家族の人数・ほしい部屋・暮らし方の希望・土地の大きさを先に書き出すのがおすすめです。そのあと、玄関・水回り・LDKなどのまとまりをどこに置くかを決めると、迷いが少なくなります。

Q. 自分で作った間取りが正しいか、どう確かめればいいですか?

帖数や延床面積を数字で確かめる、家具を実際の寸法で置いてみる、家族に見てもらう、といった方法があります。最後は設計の担当者に見てもらい、構造や法律の面から直してもらうのが安心です。

まとめ

読んだことを、自分の間取りで試してみる

マドリつくーるは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要の間取りづくりです。方眼に部屋のブロックを並べるだけで、帖数・延床面積を自動で計算。ドア・窓・家具を置いて、3Dで中を歩いたり、日当たりを見たりできます。見本や、いまの図面から始めることもできます。

図面は保存しません。作った間取りは、このブラウザ(ログインすればアカウント)に残ります。

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