買うときのお金
土地購入の諸費用 ― 仲介手数料・登記の費用・税金など、土地の値段のほかにかかるお金
2026年11月2日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
土地の値段は予算におさまりそう。でも、土地を買うときには、値段のほかにもお金がかかると聞いて、いくら見ておけばいいのか気になりますよね。
土地を買うときの諸費用は、土地の値段の数%〜1割くらいを見ておくことが多いです。この記事では、主な費用の中身と払う時期、仮の金額での計算例をまとめます。金額は取引によってちがうので、くわしくは市区町村・不動産会社で確かめてください。
土地を買うときにかかる主な諸費用
土地を買うときの諸費用には、次のようなものがあります。
| 費用 | どんなお金か | 払う相手 |
|---|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産会社に、売主との取引の仲立ちをしてもらうお金 | 不動産会社 |
| 登記の費用 | 土地の持ち主が自分になったことを国の記録に残すためのお金。登録免許税(税金)と、手続きを頼む司法書士への報酬 | 国・司法書士 |
| 不動産取得税 | 土地を手に入れたときにかかる税金 | 都道府県 |
| 固定資産税などの精算 | その年の固定資産税・都市計画税を、売主と日割りで分けるお金 | 売主 |
| ローンの費用 | ローンを使うときの手数料や保証料など | 金融機関など |
| そのほか | 契約書の印紙代など | 国など |
どの費用がいくらかかるかは、土地の値段・広さ・評価額・ローンの使い方などで変わります。契約の前に、不動産会社に諸費用の見積もりをもらっておくと安心です。
仲介手数料
不動産会社の仲立ちで土地を買うと、仲介手数料がかかります。法律で上限が決まっていて、売買価格が400万円をこえる場合は、次の速算式で上限を出せます。
仲介手数料の上限 = (土地の値段 × 3% + 6万円)+ 消費税
例えば、仮に土地の値段が2,000万円だとすると、次のようになります。
- 2,000万円 × 3% = 60万円
- 60万円 + 6万円 = 66万円
- 消費税10%を足すと、66万円 × 1.1 = 72.6万円
これは上限なので、実際の額はこれより少ないこともあります。諸費用の中でも大きい項目なので、先に計算しておくと予算が立てやすくなります。計算のしかたは、土地の仲介手数料の計算のしかたにくわしくまとめています。
登記の費用と不動産取得税
登記の費用
土地を買ったら、持ち主が自分になったことを登記(国の記録に残す手続き)します。費用は大きく2つです。
- 登録免許税:登記のときに国に納める税金。土地の評価額をもとに計算される
- 司法書士への報酬:登記の手続きを頼む専門家に払うお金。事務所によってちがう
ローンを使う場合は、土地を担保にする登記も必要になり、そのぶんの費用もかかります。税率には、条件によって軽くなる決まりがあることもあります。くわしくは、不動産会社や司法書士に確かめてください。
不動産取得税
土地を手に入れると、都道府県から不動産取得税がかかります。土地の評価額をもとに計算され、住宅を建てる土地には軽くなる決まりがあることもあります。
この税金は、引き渡しのときではなく、しばらくたってから知らせが届くことが多いです。忘れたころに届いて驚かないよう、予算に入れておきましょう。金額や軽くなる条件は、都道府県の税の窓口や不動産会社で確かめてください。
固定資産税の日割りの精算
固定資産税・都市計画税は、その年の1月1日時点の持ち主にかかります。年の途中で土地を買うと、その年の税金は売主が払うことになるので、引き渡しの日で区切って、買主のぶんを売主に払うのが一般的です。
例えば、仮にその年の固定資産税と都市計画税が合わせて12万円の土地を、9月1日に引き渡してもらうとします。1月1日を区切りの始まりとすると、9月1日から12月31日までの122日ぶんを買主が負担します。
- 12万円 × 122日 ÷ 365日 = 約4万円
どの日を1年の始まりとして数えるかは、地域や取引によってちがいます。くわしくは不動産会社で確かめてください。買ったあとに毎年かかる税金の目安は、土地の固定資産税・都市計画税の目安にまとめています。
諸費用はいくら見ておく?仮の計算例
諸費用は、土地の値段の数%〜1割くらいを見ておくことが多いです。仮に土地の値段が2,000万円なら、次のようになります。
| 見ておき方 | 計算 | 諸費用の目安 |
|---|---|---|
| 少なめ(3%) | 2,000万円 × 3% | 約60万円 |
| 多め(10%) | 2,000万円 × 10% | 約200万円 |
この例では、仲介手数料の上限だけで72.6万円になります。仲介手数料がかかる取引なら、3%では足りないこともあります。ローンを使うかどうかでも、大きく変わります。
はじめは多めに見ておき、不動産会社から見積もりをもらったら、実際の額に置きかえていく方法がおすすめです。土地の予算の出し方は、総予算から考えると分かりやすくなります。
土地の値段とは別にかかることがある費用
諸費用とは別に、土地によっては次のような費用がかかることもあります。
- 古家の解体
- 上下水道・ガスの引き込みの工事
- 土地の高低差や地盤のための工事
これらは土地ごとに大きくちがうので、気になる土地が見つかったら、不動産会社や住宅会社に聞いてみてください。
土地を探す前に確かめたいこと
- 土地の予算とは別に、諸費用を予算に入れた?
- 仲介手数料の上限を、候補の土地の値段で計算した?
- ローンを使うなら、手数料などの費用を金融機関に聞いた?
- 不動産取得税が、あとから届くことを知っている?
- 固定資産税の日割りの精算があることを話した?
- 契約の前に、諸費用の見積もりをもらう予定にした?
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Q. 土地の諸費用は、ローンに含められますか?
諸費用をローンに含められるかどうかは、金融機関やローンの種類によってちがいます。含められる場合でも、借りる額が増えるぶん、毎月の返済も増えます。くわしくは、相談する金融機関に確かめてください。
Q. 諸費用は、いつ払うのですか?
契約のときに払うもの、引き渡しのときに払うもの、引き渡しのあとに届くものがあります。不動産取得税のように、あとから知らせが届く税金もあります。払う時期と金額は、契約の前に不動産会社に一覧でもらっておくと安心です。
Q. 諸費用を少なくする方法はありますか?
仲介手数料は法律で上限が決まっていて、それより少ない額になることもあります。ローンの手数料は金融機関によってちがいます。税金には、条件によって軽くなる決まりがあることもあるので、くわしくは市区町村・不動産会社で確かめてください。
まとめ
- 土地を買うときは、値段のほかに数%〜1割くらいの諸費用を見ておくことが多い
- 主な費用は、仲介手数料・登記の費用・不動産取得税・固定資産税などの精算・ローンの費用
- 仲介手数料の上限は「値段×3%+6万円」に消費税(400万円をこえる場合)
- 不動産取得税は、しばらくたってから知らせが届くことが多い
- 金額は取引でちがう。くわしくは市区町村・不動産会社で確かめる
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