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土地+建物の総額の目安のつかみ方 ― 7つのお金を足して、「全部でいくら」を先に知る

2026年10月27日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

土地から家を建てると、結局ぜんぶでいくらになるのか。土地の値段と建物の値段は聞くけれど、それ以外に何がかかるのか分からず、不安に思っている人も多いと思います。

総額は、土地と建物の本体だけでなく、全部で7つのお金を足したものと考えると、見落としが減ります。この記事では、その7つと、それぞれの目安のつかみ方を、仮の数字で計算しながらまとめます。

総額をつくる7つのお金

土地を買って注文住宅を建てるとき、総額はおおまかに次の7つに分けられます。

お金中身目安のつかみ方
① 土地土地そのものの値段坪単価 × 必要な坪数
② 土地の諸費用仲介手数料・登記・税金・固定資産税の精算など土地の値段の数%〜1割くらい
③ 建物の本体家そのものの工事住宅会社に聞く
④ 別にかかる工事地盤の工事・水道やガスの引き込み・古家の解体など土地によって変わる。住宅会社・不動産会社に聞く
⑤ 外構門・塀・駐車場の床・庭など、家の外まわり住宅会社や外構の会社に聞く
⑥ 建物の諸費用建物の登記・ローンの手数料・火災保険など住宅会社や金融機関に聞く
⑦ 住みはじめるまでのお金引っ越し・家具・家電・カーテンなど家族で見積もる

「土地+建物」と言うと①と③だけを思い浮かべがちですが、②④⑤⑥⑦も、合わせるとまとまった金額になります。総額を考えるときは、この7つを1つずつ埋めていくのがおすすめです。

①②土地と、土地の諸費用の目安

土地の値段は、「坪単価 × 必要な坪数」でおおまかにつかめます。

必要な坪数を出す

家族の人数・平屋か2階建てか・車の台数・庭の有無から、必要な土地の広さを出します。例えば4人家族・2階建て・車1台・ちょっとした庭なら、約44坪が目安です。

そのあたりの坪単価を調べる

坪単価は、実際に売れた土地の値段から調べるのが確かです。国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、実際に売れた土地の値段(アンケートで集めた一部の取引)を見られます。土地相場チェックは、このデータを使って、気になる駅のまわりで必要な広さの土地がいくらくらいで売れているかを出しています。

売れた値段には幅があります。総額を考えるときは、1つの数字ではなく、「安めの土地なら」「高めの土地なら」の幅で見ておくと安心です。

土地の諸費用

土地を買うときは、仲介手数料(上限は、売買価格の3%+6万円に消費税。速算式)、登記の費用、不動産取得税、固定資産税の日割りの精算などがかかります。土地の値段の数%〜1割くらいを見ておくことが多いです。くわしくは土地購入の諸費用の記事にまとめています。

③〜⑥建物・工事・外構・諸費用の目安

建物にかかわるお金は、家の広さ・性能・設備・住宅会社によって大きく変わります。平均の数字に当てはめるより、住宅会社に聞くのがいちばん確かです。

「全部でいくらか」を聞く

住宅会社の広告などで見る「坪単価」は、どこまでの工事や設備を含めているかが会社によってちがうことがあります。そのまま広さをかけると、実際の総額とずれることがあります。

住宅会社には、建物の本体だけでなく、別にかかる工事・外構・諸費用まで含めて「全部でいくらか」を聞くのがコツです。

土地によって変わる工事

地盤の工事や、水道・ガスの引き込み、古家の解体などは、土地が決まらないと金額がはっきりしません。土地探しの前の段階では、「かかるかもしれないお金」として、少し余裕を見ておきましょう。気になる土地が見つかったら、住宅会社や不動産会社に、どんな工事が要りそうか聞いてみてください。住宅会社と一緒に土地を探す進め方は、住宅会社と一緒に土地探しをする記事にまとめています。

仮の数字で、総額を計算してみる

4人家族・2階建て・車1台・ちょっとした庭(土地約44坪)で、総額を計算してみます。建物と外構などは、住宅会社に聞いた額のつもりで仮に置いています(すべて仮の数字です)。

お金坪単価25万円の場合坪単価30万円の場合坪単価35万円の場合
① 土地(44坪)1,100万円1,320万円1,540万円
② 土地の諸費用(1割で計算)110万円132万円154万円
③⑤⑥ 建物の本体・外構・建物の諸費用2,800万円2,800万円2,800万円
④⑦ 別にかかる工事の予備・住みはじめるまでのお金400万円400万円400万円
総額約4,410万円約4,652万円約4,894万円

※ ④の別にかかる工事は土地が決まるまで分からないので、ここでは⑦と合わせて予備として置いています。

同じ家でも、坪単価が5万円ちがうだけで、総額は約240万円変わります。土地の値段は、総額を大きく動かすお金だということが分かります。

こうして幅で出しておくと、「坪単価30万円くらいの地域なら、総額は4,600万円台」というように、地域と総額をセットで考えられるようになります。

出した総額の使い方

総額の目安が出たら、次のことを確かめます。

無理なく返せる額と比べる

総額が、無理なく返せる借入額+自己資金に収まっているかを確かめます。借りられる額ではなく、無理なく返せる額で比べることが大切です。土地と建物にどう分けるかは、土地と建物の予算配分の記事も参考にしてください。

どのお金が大きいかを見る

7つのうち、どれが総額を大きくしているかが分かると、調整するところを決めやすくなります。土地が大きいなら広さや場所、建物が大きいなら広さや仕様、というように考えられます。

土地が決まったら、もう一度計算する

土地が決まると、②土地の諸費用や④別にかかる工事の額がはっきりしてきます。そのたびに総額を出し直して、予算に収まっているかを確かめると安心です。

土地を探す前に確かめたいこと

うちに必要な広さの土地、このあたりでいくら?家族の人数と駅を選ぶだけで、必要な坪数と、実際に売れた土地の相場が分かります。無料・登録不要。

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よくある質問

Q. 総額の目安は、いつごろ出しておけばいいですか?

土地を探し始める前に、だいたいの目安を出しておくのがおすすめです。土地を決めてから総額を計算すると、思っていたより高くなって、建物で調整しきれないことがあるためです。最初はおおまかでよいので、幅をもった数字を出しておきましょう。

Q. 住宅会社の広告の「坪単価」で、建物の値段を計算してもいいですか?

広告の坪単価は、どこまでの工事や設備を含めているかが会社によってちがうことがあります。そのまま広さをかけると、実際の総額とずれることがあります。建物の値段は、別にかかる工事も含めて「全部でいくらか」を住宅会社に聞くのが確実です。

Q. 総額が、無理なく返せる額をこえてしまいました。

土地の広さや場所、建物の広さや仕様、外構のどこで調整できるかを考えてみてください。全体のうちどのお金が大きいかが分かると、調整するところを決めやすくなります。どこを調整するかは、家族で話して決めてください。

まとめ

うちに必要な土地は何坪? そのあたりで、いくらで見つかる?

土地相場チェックは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要のチェックです。家族の人数から必要な土地の広さを出し、選んだ駅のまわりで実際に売れた土地(国の取引データ)から、その広さの土地が1年に何件・いくらくらいで売れているかを出します。

公開されている取引は一部なので、実際の売り物の数とはちがいます。目安としてお使いください。

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