年収別の目安
年収400万円の住宅ローンはいくらまで? 毎月の返済と借入額を、返済負担率ごとに計算
2026年10月19日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
年収400万円で家を建てたいけれど、住宅ローンはいくらまでなら大丈夫なのか。住宅会社の提案を見て「この金額、本当に返していけるかな」と不安になっている人も多いと思います。
この記事では、年収400万円の人が無理なく返せる借入額の目安を、計算した表でまとめます。結論を先に言うと、年収の25%(毎月約8.3万円)を返済にあてるなら、35年で借入額はおよそ2,550万〜3,000万円です。金利・ほかのローン・家族の働き方で変わるので、表をもとに自分たちの条件で確かめてみてください。
年収400万円の借入額と毎月の返済
返済負担率(年収に対する、1年の返済の割合)ごとに、借りられる額を計算しました。35年・元利均等返済(毎月の返済額が同じ返し方)・ボーナス払いなしです。
| 返済負担率 | 毎月の返済 | 金利0.9%のとき | 金利1.9%のとき |
|---|---|---|---|
| 20% | 約6.7万円 | 約2,400万円 | 約2,040万円 |
| 25% | 約8.3万円 | 約3,000万円 | 約2,550万円 |
| 30% | 約10.0万円 | 約3,600万円 | 約3,060万円 |
| 35% | 約11.7万円 | 約4,200万円 | 約3,570万円 |
※金利は例です。借入額は10万円単位で切り下げています。
「住宅ローン、いくらまで?」では、25%を「無理なく返せる」、30%を「がんばれば」、35%を「銀行の上限の目安」として出しています。無理のない目安としてよく言われるのは年収の20〜25%なので、年収400万円なら毎月6.7万〜8.3万円くらいが1つの目安です。
同じ返済負担率でも、金利が0.9%か1.9%かで、借りられる額は450万円くらいちがいます。金利の種類はどれがよいというものではないので、2つくらいの金利で見ておくと安心です。
年収400万円未満だと、審査の上限が変わることも
年収400万円は、住宅ローンの審査で1つの区切りになりやすい年収です。フラット35では、審査の返済負担率の上限を、年収400万円未満で30%、400万円以上で35%としています。同じように区切っている金融機関もあります。
例えば年収380万円の場合、上限30%で計算すると、借入額の上限の目安は金利0.9%で約3,420万円、金利1.9%で約2,910万円(35年・毎月約9.5万円)です。年収400万円で35%なら約4,200万円・約3,570万円なので、上限の目安はかなり変わります。
ただし、変わるのは「貸せる額」の上限です。無理なく返せる額の目安(年収の20〜25%)は、380万円でも400万円でもほとんど変わりません。上限が上がったからといって、借りる額を上げなくて大丈夫です。
審査では、実際の金利より高い「審査用の金利」で計算する金融機関も多いので、上の数字はあくまで目安です。借りられる額と返せる額のちがいは、借りられる額と返せる額の違いの記事でくわしく書いています。
車のローンや奨学金があるとき
年収400万円くらいの家庭では、車のローンや奨学金の返済が続いていることもよくあります。ほかの返済は、返済負担率の中から先に引いて考えるのが一般的です。
例えば、車のローンを毎月2万円返しているとします。年収の25%(毎月約8.3万円)から2万円を引くと、住宅ローンにあてられるのは毎月約6.3万円です。35年なら借入額は金利0.9%で約2,280万円、金利1.9%で約1,940万円になります。ほかの返済がないときとくらべて、600万〜700万円くらい少なくなります。
車のローンが数年で終わる予定なら、終わってから借りるか、そのまま借りるかで、借りられる額が変わります。くわしくは車のローン・奨学金があるときの記事にまとめています。
共働き・ひとりで借りるとき
年収400万円が、ひとりの年収なのか、夫婦を合わせた年収なのかでも、考え方が少しちがいます。
ひとりの年収が400万円のとき
配偶者がパートなどで働いていて、その収入を家計に入れているなら、住宅ローンは400万円の分だけで考え、パートの収入は貯金や教育費にまわす、という考え方があります。例えば配偶者の年収100万円を合わせて500万円で計算すると、25%の借入額は金利0.9%で約3,750万円になりますが、合わせるかどうかは働き方の見通しで決めることが多いです。
夫婦を合わせて400万円のとき
2人の収入で返していく場合は、産休・育休や働き方の変化で、片方の収入が減ったときのことも考えておくと安心です。片方の年収だけでも、毎月の返済を続けられそうかを一度見ておきましょう。
家にかけられる総額と、家計で気をつけたいこと
借入額に自己資金を足し、諸費用(登記・ローンの手数料・保険など)を引いた額が、家にかけられる総額です。諸費用を総額の8%として計算すると、次のようになります。
| 年収の25%・35年で借りる | 自己資金0円 | 自己資金200万円 |
|---|---|---|
| 金利0.9%(借入約3,000万円) | 約2,770万円 | 約2,960万円 |
| 金利1.9%(借入約2,550万円) | 約2,360万円 | 約2,540万円 |
土地も買う場合は、この総額の中に土地代も入ります。土地と建物のバランスは地域によって大きくちがうので、見積もりや土地の予算を考えるときの物差しにしてください。
年収400万円の家庭では、毎月の返済額の1万円のちがいが、家計に大きくひびきやすいです。次のようなところも見ておくと安心です。
- 金利が上がったとき:変動金利で3,000万円を借りて金利が0.9%から1.9%に上がると、毎月の返済は約1.5万円増える
- 家を持つと増えるお金:固定資産税・火災保険・修繕の積み立てを、毎月の家計に入れておく
- 手元に残す貯金:頭金に入れすぎず、生活費の半年分くらいは残しておく
借りる前に確かめたいこと
- 毎月の返済額が、年収の20〜25%(約6.7万〜8.3万円)とくらべてどうか確かめた?
- 車のローンや奨学金の返済も足して考えた?
- 金利が1%上がったときの返済額も見た?
- 共働きなら、片方の収入だけでも返せるか話した?
- 固定資産税など、家を持つと増えるお金を入れた?
- 頭金を入れたあとに、手元に残る貯金を確かめた?
- 完済のときの年齢を確かめた?
うちは、いくらまでなら無理なく返せる?年収と貯金を入れるだけで、無理なく返せる借入額と、家にかけられる総額の目安が分かります。無料・登録不要。
無理なく返せる額を出してみる →よくある質問
Q. 年収400万円で、3,000万円の住宅ローンは借りられますか?
35年・金利0.9%なら毎月の返済は約8.3万円で、返済負担率は約25%です。ただ、金利がもっと高い場合や、ほかのローンがある場合は負担が大きくなります。借りられるかどうかは金融機関の審査で決まるので、毎月の家計とあわせて確かめてください。
Q. 年収が400万円に少し届きません。何か変わりますか?
審査の返済負担率の上限を、年収400万円未満で30%、400万円以上で35%としている金融機関があります(フラット35の基準)。そのため、400万円をはさんで借りられる上限が変わることがあります。無理なく返せる額の目安(年収の20〜25%)は、ほとんど変わりません。
Q. 年収400万円だと、家にかけられる総額はどれくらいですか?
年収の25%・35年・金利0.9%で借りて、自己資金が200万円なら、諸費用を8%として総額は約2,960万円が目安です。金利1.9%なら約2,540万円です。自己資金や金利で変わるので、自分たちの数字で計算してみてください。
まとめ
- 年収400万円なら、年収の25%で毎月約8.3万円。35年で借入額は約2,550万〜3,000万円(金利1.9%〜0.9%の例)
- 年収400万円未満では、審査の上限を30%にしている金融機関がある。ただ、返せる額の目安はほぼ同じ
- 車のローンなどがあると、住宅ローンにあてられる額はその分少なくなる
- 共働きなら、片方の収入が減ったときのことも考えておく
- 金利の上がり方や家を持つと増えるお金も入れて、毎月の家計で確かめる
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