広さを決める
庭のある家に必要な土地の広さ ― ちょっとした庭・しっかりした庭で、土地は何坪ちがう?
2026年10月25日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
子どもを庭で遊ばせたい、家庭菜園をしてみたい。庭のある家にあこがれるけれど、庭のためにどのくらい広い土地が要るのか分からない。そんな人に向けた記事です。
結論から言うと、4人家族・2階建て・車1台なら、ちょっとした庭(約20㎡)で土地は約44坪、しっかりした庭(約50㎡)で約53坪が目安です。庭の広さでできることと、土地の考え方を順番に説明します。
庭の広さの目安と、できること
土地相場チェックでは、庭の広さを「なし・ちょっと・ほしい」の3つに分けて計算しています。まずは、それぞれの広さでどんなことができるかのイメージを持っておきましょう。
| 庭の広さ | 広さのイメージ | できることの例 |
|---|---|---|
| なし | 家のまわりのすき間だけ | 小さな物置、鉢植え、室外機まわり |
| ちょっと(約20㎡) | 4m × 5mくらい・畳12枚ぶんくらい | 洗たく物を干す、小さな家庭菜園、ビニールプール |
| ほしい(約50㎡) | 5m × 10mくらい・畳31枚ぶんくらい | 芝生で子どもが走る、バーベキュー、花だんと菜園の両方 |
約20㎡は、リビングの前に少しひらけた場所がある、という感じです。約50㎡になると、庭で遊んだり、人を呼んだりする使い方がしやすくなります。
ここでいう庭は、駐車場や家のまわりのすき間とは別の、まとまった広さのことです。家のまわりのすき間(となりとの間や通路)は、どの家でも必要なので、庭とは分けて考えます。
庭の広さ別に、土地の広さを計算する
4人家族(家の広さ125㎡、国の目安の一般型)・車1台の場合で、庭の広さごとに必要な土地を計算してみます。
| 庭の広さ | 2階建ての土地 | 平屋の土地 |
|---|---|---|
| なし | 約125㎡(約38坪) | 約215㎡(約65坪) |
| ちょっと(約20㎡) | 約145㎡(約44坪) | 約235㎡(約71坪) |
| ほしい(約50㎡) | 約175㎡(約53坪) | 約265㎡(約80坪) |
※ 土地は「1階の広さ+駐車場+庭+家のまわりのすき間(1階の約60%)」で計算し、5㎡きざみで切り上げています。
2階建ての場合の内わけは、1階約69㎡+駐車場約15㎡+家のまわり約41㎡に、庭の広さを足したものです。ちょっとした庭なら69 + 15 + 20 + 41 = 約145㎡、しっかりした庭なら69 + 15 + 50 + 41 = 約175㎡になります。
庭を「ちょっと」から「ほしい」にすると、土地は約30㎡(約9坪)広くなります。
家族の人数や、2階建て・平屋での土地の考え方は、4人家族に必要な土地は何坪?の記事と、平屋に必要な土地の広さの記事にまとめています。
庭の広さを決めるときに考えたいこと
庭の広さに「正解」はありません。家族が庭で何をしたいかによって、ちょうどいい広さは変わります。次のようなことを話してみてください。
庭で何をしたいか
- 洗たく物を外に干したいか
- 子どもを遊ばせたいか。どんな遊びか
- 野菜や花を育てたいか
- バーベキューや、友だちを呼ぶことがあるか
- 犬などのペットを遊ばせたいか
手入れにかけられる時間
芝生や植木が多い庭は、草取りや水やり、枝の手入れが必要です。共働きで忙しい、休みの日は出かけることが多い、という家庭では、手入れの少ない小さめの庭を選ぶこともあります。庭の一部をタイルや砂利にするなど、作り方で手間を減らす方法もあります。
いつまで使うか
子どもが小さいうちは庭で遊んでも、大きくなると使わなくなることがあります。その後は家庭菜園にする、駐車場にするなど、使い方を変えられるかも考えておくと安心です。
庭の広さと、土地の値段
庭を広くすると、そのぶん土地の値段も上がります。例えば坪単価30万円のエリアなら、庭を約9坪広げると約270万円です。坪単価60万円のエリアなら約540万円になります(どちらも仮の数字です)。
同じ広さの庭でも、地域によって「かかる金額」はまったくちがいます。土地の値段が手ごろな地域では、しっかりした庭を取る家庭が多く、土地の値段が高い地域では、庭を小さくして家や駐車場を優先する家庭が多い、という傾向があります。
また、庭を作るには、土地の値段とは別に外構(門・塀・駐車場の床・庭づくりなど、家の外まわりの工事)の費用もかかります。庭を広くするほど外構の費用も増えやすいので、予算を考えるときは忘れずに入れておきましょう。
土地相場チェックでは、庭の広さを変えると、必要な土地の広さと、その広さの土地がそのあたりでいくらくらいで売れているかが変わります。庭あり・庭なしで比べてみると、判断の手がかりになります。
土地を広げずに、庭のような場所をつくる工夫
「庭はほしいけれど、土地を広げるのはむずかしい」という場合は、次のような考え方もあります。
- ウッドデッキ:リビングから続くデッキを作り、外で過ごせる場所にする
- 中庭:家の真ん中や、建物に囲まれた場所に小さな庭をつくる。まわりの目が気になりにくい
- バルコニーを広めにする:洗たく物干しや、プランターでの家庭菜園に使う
- 駐車場と兼ねる:車が出ている時間は、子どもの遊び場として使う(安全には気をつける)
- 近くの公園を使う:歩いて行ける公園があれば、庭は小さめでよいと考える家庭もある
どんな工夫ができるかは、土地の形や家の間取りによって変わります。庭への希望は、早めに住宅会社に伝えておくと、間取りと合わせて考えてもらいやすくなります。
駐車場と庭のどちらを優先するか迷うときは、駐車場2台・3台に必要な土地の広さの記事もあわせて読んでみてください。
土地を探す前に確かめたいこと
- 庭で何をしたいか、家族で話した?
- 庭は「なし・ちょっと・しっかり」のどれがよいか決めた?
- 庭の手入れにかけられる時間を考えた?
- 子どもが大きくなったあとの庭の使い方も考えた?
- 駐車場と庭、どちらを優先するか話した?
- 外構の費用も、予算に入れている?
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Q. 庭は何㎡あれば、子どもが遊べますか?
ビニールプールや砂遊びくらいなら、約20㎡(畳12枚ぶんくらい)でもできることが多いです。ボール遊びや走り回ることも考えるなら、約50㎡(畳31枚ぶんくらい)あると余裕が出てきます。どんな遊びをさせたいか、家族で話してみてください。
Q. 家のまわりのすき間は、庭として使えますか?
家のまわりのすき間は、となりとの間や通路、エアコンの室外機などに使われることが多く、庭として使える広さは限られます。物置や小さな花だんなら置けることもあります。まとまった庭がほしいなら、すき間とは別に庭の広さを考えておくのがおすすめです。
Q. 庭が広いと、手入れはたいへんですか?
芝生や植木が多いほど、草取りや水やりの手間は増えます。手入れの時間がとれるかどうかで、庭の広さや作り方を考える家庭も多いです。手入れを少なくしたいなら、一部をタイルや砂利にするなどの方法もあり、住宅会社や外構の会社に相談できます。
まとめ
- 庭の目安は、ちょっとした庭で約20㎡、しっかりした庭で約50㎡
- 4人家族・2階建て・車1台なら、土地は庭なしで約38坪、ちょっとで約44坪、しっかりで約53坪が目安
- 庭を「ちょっと」から「しっかり」にすると、土地は約9坪広くなる
- 庭の広さは、何をしたいか・手入れの時間・将来の使い方で家族で決める
- ウッドデッキや中庭など、土地を広げずに外で過ごす場所をつくる工夫もある
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