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平屋に必要な土地の広さは? ― 2階建てとどのくらいちがうのかを、計算で比べる

2026年10月19日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

階段のない平屋に住みたい。でも、平屋は広い土地が要ると聞いて、どのくらいの広さを探せばいいのか迷っている。そんな人は多いと思います。

結論から言うと、4人家族の平屋(家の広さ125㎡)・車1台・ちょっとした庭なら、土地は約235㎡(約71坪)が目安です。同じ条件の2階建てより、約27坪広くなります。この記事では、その理由と、人数ごとの目安、土地を広げすぎない工夫をまとめます。

平屋は、なぜ広い土地が要るのか

平屋は、すべての部屋が1階にあります。2階建てなら1階と2階に分けられる部屋を、全部1階に並べることになります。そのため、同じ家の広さでも、地面にのる建物の広さ(1階の広さ)がずっと大きくなります。

2階建て平屋
家の広さ(延べ床面積)125㎡125㎡
1階の広さ約69㎡(延べ床の約55%)125㎡(延べ床そのまま)

2階建ての1階は、延べ床面積の半分より少し広め(約55%)になることが多いです。平屋は延べ床面積がそのまま1階の広さになります。

1階が広くなると、土地の上で増えるのは建物だけではありません。家のまわりのすき間や通路も、建物が大きいほど長く、広くなります。土地相場チェックでは、家のまわりの広さを1階の広さの約60%として計算しています。

4人家族で、平屋と2階建てを比べる

4人家族・家の広さ125㎡(国の目安の一般型:25㎡ × 4人 + 25㎡)・車1台・ちょっとした庭、という同じ条件で比べてみます。

土地に乗るもの2階建て平屋
1階の広さ約69㎡125㎡
駐車場(1台)約15㎡約15㎡
庭(ちょっとした庭)約20㎡約20㎡
家のまわり(1階の約60%)約41㎡約75㎡
合計約145㎡(約44坪)約235㎡(約71坪)

差は約90㎡、坪にすると約27坪です。駐車場と庭は同じなので、差のほとんどは「1階の広さ」と「家のまわり」から生まれています。

同じ家の広さでも、平屋の土地は2階建てのおよそ1.6倍になる計算です。

2階建ての場合の考え方は、4人家族に必要な土地は何坪?の記事でくわしく説明しています。

人数ごとの平屋の土地の目安

家族の人数ごとに、平屋と2階建てで必要な土地の目安を並べてみます。どれも、国の目安(一般型)の家の広さ・車1台・ちょっとした庭の場合です。

家族の人数家の広さの目安2階建ての土地平屋の土地
2人75㎡(約23坪)約105㎡(約32坪)約155㎡(約47坪)
3人100㎡(約30坪)約125㎡(約38坪)約195㎡(約59坪)
4人125㎡(約38坪)約145㎡(約44坪)約235㎡(約71坪)
5人150㎡(約45坪)約170㎡(約51坪)約275㎡(約83坪)

※ 5㎡きざみで切り上げた目安です。土地の形や道路の位置によって、実際に必要な広さは変わります。

人数が1人増えるごとに、平屋では土地が約40㎡(約12坪)ずつ増えていきます。2階建てよりも、人数の影響を受けやすいのが平屋の特徴です。

平屋は、建ぺい率の影響を受けやすい

建ぺい率(土地の広さに対して、建物を建ててよい面積の割合)は、地域によって30〜80%などとちがいます。平屋は1階が広いので、この決まりにかかりやすくなります。

4人家族の平屋(1階125㎡)で、建ぺい率ごとに「最低限これだけの土地が要る」という広さを計算すると、次のようになります。

建ぺい率1階125㎡に必要な土地
60%125 ÷ 0.6 = 約209㎡(約63坪)
50%125 ÷ 0.5 = 250㎡(約76坪)
40%125 ÷ 0.4 = 約313㎡(約95坪)

建ぺい率60%なら、足し算で出した約235㎡で収まります。でも、建ぺい率50%の地域では250㎡、40%の地域では約313㎡より広い土地が必要です。2階建て(1階約69㎡)なら、建ぺい率40%でも約173㎡なので、差はさらに大きくなります。

平屋を考えているなら、候補の地域の建ぺい率を早めに見ておくと安心です。建ぺい率は、市区町村の都市計画の窓口や、市区町村が公開している地図で確かめられます。

土地を広げすぎずに平屋を建てる工夫

「平屋がいいけれど、70坪以上の土地は予算的にむずかしい」という場合は、次のような考え方があります。

家をコンパクトにする

平屋は廊下や階段が要らないぶん、同じ暮らしを少し小さな広さで実現しやすいと言われます。例えば4人家族で家の広さを106㎡にすると、車1台・ちょっとした庭で土地は約205㎡(約62坪)が目安です。125㎡のときより約9坪小さくなります。

庭や駐車場の広さを見直す

庭をしっかり(約50㎡)からちょっと(約20㎡)にするだけで、土地は約30㎡(約9坪)小さくなります。庭の広さの考え方は、庭のある家に必要な土地の広さの記事も参考にしてください。

土地の値段が手ごろな地域まで広げる

同じ70坪でも、地域によって値段は大きくちがいます。例えば坪単価50万円のエリアなら70坪で約3,500万円、坪単価20万円のエリアなら約1,400万円です(どちらも仮の数字です)。平屋を選ぶ家庭では、駅から少し離れた地域や郊外も候補に入れて考えることが多いです。

どれがよいかは家族の暮らし方しだいです。平屋にこだわるか、2階建ても候補に入れるかも含めて、家族で話してみてください。

土地を探す前に確かめたいこと

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よくある質問

Q. 平屋は、50坪の土地でも建てられますか?

家の広さや車・庭の希望によります。例えば3人家族でコンパクトな平屋(約85㎡)、車1台・庭なしなら、約155㎡(約47坪)が目安なので、50坪で建てられる計算です。4人家族で125㎡の平屋だと、車1台・庭なしでも約215㎡(約65坪)が目安になります。

Q. 平屋と2階建てでは、どちらの土地が高くなりますか?

同じ地域なら、平屋のほうが広い土地が要るぶん、土地の値段は高くなりやすいです。ただ、建物の値段や、階段が要らないことによる暮らしやすさなど、ほかの面もあります。土地と建物を合わせた総額で比べるのがおすすめです。

Q. 建ぺい率が低い地域で平屋を建てるときの注意は?

平屋は1階の広さが大きいので、建ぺい率(土地の広さに対して、建物を建ててよい面積の割合)の影響を受けやすいです。建ぺい率40%の地域なら、1階の広さ ÷ 0.4 より広い土地が要ります。気になる地域の建ぺい率は、市区町村の都市計画の窓口や地図で確かめてください。

まとめ

うちに必要な土地は何坪? そのあたりで、いくらで見つかる?

土地相場チェックは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要のチェックです。家族の人数から必要な土地の広さを出し、選んだ駅のまわりで実際に売れた土地(国の取引データ)から、その広さの土地が1年に何件・いくらくらいで売れているかを出します。

公開されている取引は一部なので、実際の売り物の数とはちがいます。目安としてお使いください。

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