お金とローン
中古マンションの諸費用は、物件価格の7〜9%ほど。何にいくらかかる?
2026年10月11日 ・ 中古マンション相場チェック(マドリセカンド運営事務局)
中古マンションを買うとき、用意するお金は物件の値段だけではありません。手数料や登記、税金の精算など、まとめて「諸費用」と呼ばれるお金が別にかかります。
目安は物件価格の7〜9%ほど。3,000万円の物件なら、210万〜270万円です。しかも、その多くは現金で払うことになります。この記事では、諸費用の内訳と払うタイミング、見積もりを見るときのポイントをまとめます。
3,000万円の物件なら、210万〜270万円ほど
中古マンションの諸費用は、物件価格の7〜9%ほどが目安です。物件の値段ごとに計算すると、次のようになります。
| 物件価格 | 諸費用の目安(7〜9%) |
|---|---|
| 2,000万円 | 140万〜180万円 |
| 3,000万円 | 210万〜270万円 |
| 4,000万円 | 280万〜360万円 |
| 5,000万円 | 350万〜450万円 |
幅があるのは、ローンを使うかどうか、ローンの手数料の決め方、火災保険の内容などで金額が変わるからです。現金で買う人は、ローンの費用がないぶん低めになります。
ここに入っていないお金もあります。リフォーム代、引っ越し代、家具や家電、カーテンなどです。物件の値段と諸費用だけで予算を組むと、入居のころに手元が足りなくなりやすいので、別の枠でとっておきます。
諸費用の内訳は?何にお金がかかるのか
中古マンションの諸費用は、おもに次のようなものです。
| 費用 | どんなお金か |
|---|---|
| 仲介手数料 | あいだに入った不動産会社に払うお金。諸費用の中でいちばん大きい |
| 登記の費用 | 「この部屋は自分のもの」と国の記録に登録するための税金(登録免許税)と、手続きをする司法書士への報酬 |
| ローンの費用 | 銀行に払う事務手数料や保証料、ローンの契約書に貼る印紙など |
| 火災保険・地震保険 | ローンを組むときは、火災保険に入ることを求められるのがふつう |
| 税金・管理費の精算 | その年の固定資産税や、その月の管理費・修繕積立金を、引き渡しの日で日割りして売り主に払う |
| 売買契約書の印紙 | 売買の契約書に貼る印紙の代金 |
| 不動産取得税 | 家を買ったあとに一度だけかかる税金。軽減の制度があり、条件しだいでかからないことも多い |
登記の費用やローンの費用は、物件の評価額や借りる額、銀行によって変わります。金額はここでは決めつけず、不動産会社や銀行の見積もりで確かめるのが確実です。
いちばん大きいのは仲介手数料
中古マンションは、売り主と買い主のあいだに不動産会社が入る「仲介」で買うことがほとんどです。この仲介の手数料には法律で上限があり、売買価格が400万円を超えるときは「価格の3%+6万円」に消費税を足した額までです。
3,000万円の物件なら、3,000万円×3%+6万円=96万円。消費税10%を足して105万6,000円が上限になります。諸費用の目安(210万〜270万円)のうち、およそ4〜5割をこれが占める計算です。
仲介手数料は「上限」が決まっているだけで、いつもこの額と決まっているわけではありません。ただ、上限いっぱいで請求されることが多いので、予算はこの額で見ておくと安全です。
なお、売り主が不動産会社で、その会社から直接買う場合は、仲介ではないので仲介手数料はかかりません。リフォーム済みで売られている物件に多い形です。
いつ、どのタイミングで払うの?
諸費用は一度にまとめて払うのではなく、何回かに分かれます。おおまかな流れは次のとおりです。
- 売買契約のとき:手付金(物件代金の一部)と、契約書の印紙代。仲介手数料の半分をこのときに払うこともあります
- ローンの契約のとき:ローンの契約書の印紙代など
- 引き渡し(残りの代金を払う日):仲介手数料の残り、登記の費用、ローンの事務手数料や保証料、固定資産税・管理費の精算、火災保険料
- 住みはじめてから数か月後:不動産取得税の通知が届くことがある(軽減でかからない場合もある)
手付金は物件代金の一部なので諸費用ではありませんが、ローンが出る前に現金で払うお金です。契約の時点で、ある程度の現金が手元に必要になることは覚えておいてください。
諸費用は現金で払う?ローンに入れる?
諸費用は、基本的には現金で払うものと考えておくと安全です。銀行によっては諸費用も含めて借りられるローンがありますが、借りる額が増えるぶん、月々の返済も利息の合計も増えます。
頭金と諸費用の両方を現金で出すと、手元のお金が一気に減ります。住みはじめてからも、急な出費や家電の買いかえはあります。頭金・諸費用・手元に残すお金の3つに分けて考えると、無理のない形が見えやすくなります。頭金の考え方は中古マンションの頭金はいくら必要?にまとめています。
見積もりを見るときに、確かめたいこと
諸費用の中には、選び方で変わるものもあります。見積もりをもらったら、次の点を見てみてください。
- ローンの手数料の形:保証料を払う形と、事務手数料を払う形があり、最初に払う額と金利の組み合わせがちがいます。最初の額だけでなく、返済の合計でくらべます
- 火災保険の中身:補償の範囲や期間で保険料が変わります。マンションの部屋に合った内容かを確かめます
- 固定資産税の精算額:その年の税額を日割りにしたものです。年額の目安は中古マンションの固定資産税はいくら?で紹介しています
- 見積もりに入っていないもの:リフォーム代や引っ越し代は入っていないことがほとんどです
税金の軽減が使えるかどうか(不動産取得税や登録免許税など)は、物件の広さや築年、住むかどうかで変わります。くわしくは不動産会社や司法書士、税務署に確かめてください。
手早く知りたいときは
物件ごとに諸費用と毎月の支払いを計算するのは、候補が増えるほど手間がかかります。
中古マンション相場チェックでは、物件ページのスクショを貼ると、相場とくらべた判定といっしょに、最初にかかるお金の目安と、ローン・管理費・修繕積立金・固定資産税をあわせた毎月の支払いの目安をシミュレーションできます。いまの家賃とのちがいも見られるので、予算に合うかの最初の見当をつけるのに使えます。
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Q. 中古マンションの諸費用は、だいたいいくらですか?
物件価格の7〜9%ほどが目安です。3,000万円の物件なら、210万〜270万円ほどになります。ローンの組み方や物件によって上下するので、早めに不動産会社に見積もりを出してもらうと安心です。
Q. 諸費用もローンで借りられますか?
銀行によっては、諸費用もまとめて借りられるローンがあります。ただ、借りる額が増えるぶん月々の返済と利息も増えます。現金で払うか借りるかは、手元に残したいお金とあわせて考えてください。
Q. 新築マンションと中古マンションで、諸費用はちがいますか?
中古マンションは、ふつう不動産会社の仲介で買うので、仲介手数料がかかります。そのぶん、新築より諸費用の割合が高くなりやすいです。売り主が不動産会社で、直接買う場合は仲介手数料がかからないこともあります。
まとめ
- 中古マンションの諸費用は、物件価格の7〜9%ほどが目安
- いちばん大きいのは仲介手数料。上限は「価格の3%+6万円」+消費税
- 多くは引き渡しの日に払い、基本は現金。契約の時点でも手付金などの現金がいる
- リフォーム代・引っ越し代は別。頭金・諸費用・手元に残すお金を分けて考える
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