お金とローン
中古マンションの固定資産税、年にいくら?目安と調べ方
2026年10月29日 ・ 中古マンション相場チェック(マドリセカンド運営事務局)
中古マンションを買うと、毎年かかるのが固定資産税です。ローンや管理費のように毎月の引き落としではないので、予算を考えるときに忘れられやすいお金でもあります。
年額は、ざっくり物件価格の0.2〜0.4%ほどになることが多いです。3,000万円の物件なら年6万〜12万円。ただ、実際の金額は市町村が決める評価額で決まるので、物件ごとにかなり差があります。この記事では、目安のつけ方と、正確な金額の確かめ方をまとめます。
年額の目安は、物件価格の0.2〜0.4%ほど
中古マンションの固定資産税(都市計画税を含む)は、年額でざっくり物件価格の0.2〜0.4%ほどになることが多いです。価格ごとに計算すると、次のようになります。
| 物件価格 | 年額の目安 | 月にならすと |
|---|---|---|
| 2,000万円 | 4万〜8万円 | 約3,300〜6,700円 |
| 3,000万円 | 6万〜12万円 | 5,000〜1万円 |
| 4,000万円 | 8万〜16万円 | 約6,700〜1万3,300円 |
| 5,000万円 | 10万〜20万円 | 約8,300〜1万6,700円 |
あくまで目安です。同じ値段でも、都心の小さめの部屋と郊外の広い部屋では、評価額の決まり方がちがうので、税額がずれます。買う前に、実際の金額を確かめるのが大事です。
税額は「評価額×税率」で決まる
固定資産税は、物件の値段(売買価格)ではなく、市町村が決める固定資産税評価額をもとに計算します。評価額は、ふつう売買価格よりかなり低めです。
| 税金 | 税率 | ひとこと |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 標準1.4% | 市町村によっては、これとちがう税率のところもある |
| 都市計画税 | 上限0.3% | 市街化区域(まちづくりを進める区域)の物件にかかる。税率は市町村しだい |
マンションの場合は、建物(自分の部屋の分)と、土地(敷地のうち自分の持ち分)のそれぞれに評価額があり、合わせて税額が決まります。土地の部分には、住まいの土地なら税金を軽くするしくみがあります。マンションは1戸あたりの土地の持ち分が小さいので、一戸建てにくらべて土地の税額は小さめになりやすいです。
築年数がたつと、税額はどう変わる?
建物の評価は、年数がたつにつれて下がっていきます。そのため、築年数が古いほど、建物の部分の税額は下がる傾向があります。
一方、土地の部分は地価をもとに決まります。地価が上がっている地域では、建物の分が下がっても土地の分が上がり、全体ではあまり下がらないこともあります。評価額は定期的に見直されるので、毎年同じ額とは限りません。
なお、新築のマンションには、建物の税額を一定の期間だけ軽くする制度があります。中古マンションでは、その期間が終わっていることがほとんどです。築浅の中古を買うときは、いまの税額が軽減中の金額でないかも確かめておくと安心です。
正確な金額は、買う前にどう調べる?
いちばん確実なのは、売り主に届いている納税通知書の金額を見せてもらうことです。不動産会社に「この部屋の固定資産税と都市計画税は、年にいくらですか」と聞けば、たいてい教えてもらえます。物件の資料に書かれていることもあります。
- 納税通知書:その年の税額がそのまま分かる
- 固定資産評価証明書:評価額が書かれた書類。持ち主などが市町村で取れる。登記の費用の計算にも使われる
税額は毎年の予算に関わるので、購入を決める前に確かめておきたい項目です。管理費・修繕積立金と並べて、毎月いくらになるかで考えると分かりやすくなります(管理費・修繕積立金の相場と見方)。
買った年の分は、売り主と日割りで精算する
固定資産税は、その年の1月1日時点の持ち主に、1年分がかかります。年の途中で買った場合、その年の税金は売り主のところに請求されます。
そこで、引き渡しの日を境に日割りにして、買い主が持つ分を売り主に払うのがふつうです。この精算金は、諸費用の一つとして引き渡しの日に払います。日割りを何月何日から数えるかは地域の慣習で異なるので、契約のときに確かめてください。諸費用全体の目安は中古マンションの諸費用はいくら?にまとめています。
翌年からは、自分あてに市町村から納税通知書が届きます。一度にまとめて払うか、年に何回かに分けて払う形が多いです。税額や払い方のくわしいことは、市町村の税の窓口や税理士に確かめてください。
固定資産税は「年に一度の出費」と考えると、うっかり忘れやすくなります。月にならした額を、毎月の住居費に入れておくと、家計の見通しが立てやすくなります。
手早く知りたいときは
物件を探している段階では、まだ正確な税額が分からないことも多いものです。
中古マンション相場チェックでは、物件ページのスクショを貼ると、相場とくらべた判定といっしょに、ローン・管理費・修繕積立金・固定資産税の目安をあわせた毎月の支払いをシミュレーションできます。いまの家賃とのちがいや、最初にかかるお金の目安も見られます。固定資産税はあくまで目安なので、候補がしぼれたら実際の金額を確かめてください。
気になる物件、スクショ1枚で相場とくらべられます。同じ駅で実際に売れた価格から「割高・割安」を判定。無料・登録不要。
相場をチェックしてみる →よくある質問
Q. 中古マンションの固定資産税は、年間いくらくらいですか?
年額でざっくり物件価格の0.2〜0.4%ほどになることが多いです。3,000万円の物件なら、年6万〜12万円ほどです。実際は市町村が決める評価額しだいなので、売り主の納税通知書などで確かめるのが確実です。
Q. 買った年の固定資産税は、だれが払いますか?
固定資産税は、その年の1月1日時点の持ち主に1年分がかかります。そのため、買った年の分は、引き渡しの日で日割りにして、買い主から売り主に払う形で精算するのがふつうです。
Q. 古いマンションほど固定資産税は安くなりますか?
建物の部分は、年数がたつと評価が下がるので、税額も下がっていく傾向があります。ただし土地の部分は地価で決まるため、地価が上がっている地域では、古くても税額があまり下がらないことがあります。
まとめ
- 中古マンションの固定資産税は、年額でざっくり価格の0.2〜0.4%ほどが多い
- 税額は売買価格ではなく、市町村が決める評価額×税率(固定資産税は標準1.4%、都市計画税は上限0.3%)
- 正確な金額は、売り主の納税通知書で確かめる
- 買った年の分は日割りで精算。翌年からは自分あてに通知が届く
その物件、相場とくらべて割高?割安?
中古マンション相場チェックは、物件ページのスクショを貼るだけで、同じ駅で実際に売れた中古マンションの価格とくらべて「割安め・相場なみ・やや割高・割高」を出す、無料・登録不要のサービスです。管理費・修繕積立金・耐震・ハザード、毎月の支払いの目安もあわせて見られます。
くらべる相手は、国土交通省の不動産情報ライブラリにある実際の取引です。スクショは読み取りにだけ使い、保存しません。
相場をチェックしてみる