相場・価格
不動産情報ライブラリで、中古マンションの「売れた価格」を調べる
2026年10月25日 ・ 中古マンション相場チェック(マドリセカンド運営事務局)
中古マンションの相場を知るには、ポータルサイトの売り出し価格ではなく、実際に売れた価格を見ることが大事です。その「売れた価格」を、だれでも無料で調べられるのが、国土交通省の不動産情報ライブラリです。
ただ、はじめて開くと地図や項目が多くて、どこを見ればいいのか迷うかもしれません。この記事では、気になる中古マンションの値段をくらべるために、何をどう絞り込んで、どこを読めばいいかを順にまとめます。画面の見た目やボタンの名前は変わることがあるので、ここでは流れと考え方を中心に書きます。
不動産情報ライブラリで分かること
不動産情報ライブラリは、国土交通省が運営している、不動産に関する情報をまとめたサイトです。取引の価格のほかにも、地価や、学校・病院などの周辺施設、災害のリスクなどを地図で見られます。
中古マンションの相場を調べるときに使うのは、取引の価格の情報です。これは、不動産を買った人へのアンケートなどをもとにまとめられたもので、次のようなことが分かります。
| 分かること | 中身 |
|---|---|
| 取引の時期 | 四半期ごと(「〇年 第〇四半期」のような形) |
| 場所 | 市区町村と町名まで。最寄り駅と、駅からの距離 |
| 価格 | 取引の総額と、1㎡あたりの価格 |
| 部屋の情報 | 広さ・間取り・建てた年・建物の構造など |
一方で、マンション名や部屋番号は出ません。どこのマンションの何号室がいくらで売れたか、までは分からないしくみになっています。
調べる前に、気になる物件の情報をメモする
取引の価格を探す前に、くらべたい物件の情報を手元にそろえておくと、絞り込みがスムーズです。
- 最寄り駅と、駅から徒歩何分か
- 専有面積(広さ)と間取り
- 建てた年(築年)
- 売り出し価格と、それを広さで割った1㎡あたりの価格
たとえば「70㎡で3,500万円」なら、1㎡あたりは50万円です。このあと見つけた取引の1㎡あたりの価格と、この数字をくらべていきます。
調べる流れは4つ
画面の細かい操作はサイトの更新で変わることがありますが、流れはおおむね次のとおりです。
- 地図で場所を開く:住所や駅名で、気になる物件のあたりを表示します
- 取引の価格の情報を表示する:地図に重ねて見られる情報の中から、不動産の価格(取引価格)の情報を選びます
- 種類と時期を絞る:種類は中古マンションに、時期はここ1〜2年くらいにします
- 一覧で見る:表示された取引を、価格・広さ・築年などで見くらべます
迷ったときは、サイトの中にある使い方の案内を見ると、そのときの画面に合わせた説明がのっています。
大事なのは操作よりも、「同じ駅・近い築年・近い広さ」の取引を、何件か集めることです。
くらべる取引の選び方
表示された取引をぜんぶ見る必要はありません。気になる物件に近い条件のものを選びます。
- 駅:同じ駅をまず見ます。件数が少なければ、となりの駅まで広げます
- 駅からの距離:徒歩5分と15分では値段がちがうので、なるべく近いものを
- 築年:気になる物件の前後5年くらいを目安に
- 広さ:極端にちがう広さの部屋は外します。ワンルームと3LDKでは、1㎡あたりの価格もちがいやすいからです
選んだ取引の1㎡あたりの価格を書き出すと、「だいたい45万〜50万円に集まっている」のように、相場の幅が見えてきます。1件だけで判断すると、たまたま高い・安い取引に引っぱられるので、できれば5件以上は集めたいところです。
結果を読むときの注意
取引の価格を見るときに、知っておきたい点がいくつかあります。
- すべての取引がのっているわけではない:アンケートなどをもとにしているので、取引の一部です。件数が少ない駅もあります
- 少し前の値段:のるまでに時間がかかるので、相場が上がっている地域では、のっている値段はいまより安めに見えます
- 部屋ごとの事情は分からない:階数・向き・リフォームの有無などは、のっていないか、分かる範囲が限られます。高い・安い取引には、そういう理由があるかもしれません
- 同じマンションかどうかは推測:駅からの距離・築年・構造が同じ取引は、同じマンションの可能性がありますが、たしかではありません
集めた相場の幅とくらべて、気になる物件がどのあたりにあるかを見るのが、このデータのいちばんの使い方です。割高かどうかの判断のしかたは割高な中古マンションの見分け方に、相場の考え方全体は中古マンションの相場の調べ方にまとめています。
価格以外にも見ておきたい情報
不動産情報ライブラリでは、取引の価格のほかにも、物件選びに役立つ情報を地図で見られます。
- 災害のリスク:洪水や土砂災害などで、浸水や危険が想定される区域
- 周辺の施設:学校や保育園、病院などの場所
- 地価:まわりの土地の値段の動き
買うかどうかを決める前に、価格とあわせて一度見ておくと、住んでからの「知らなかった」を減らせます。
手早く知りたいときは
取引を一件ずつ選んで、築年や時期のずれを考えながらくらべるのは、慣れても手間がかかります。中古マンション相場チェックは、この不動産情報ライブラリの取引データを使って、物件ページのスクショを貼るだけで同じ駅の取引とくらべ、「割安め・相場なみ・やや割高・割高」を出します。築年や時期の差は直してくらべ、くらべた取引の一覧も見られます。ハザードの確認や、まわりの学校・保育園・病院をもとにした「この家で暮らすと?」のまとめもあります。判定は国の取引データからの目安で、査定ではありません。
気になる物件、スクショ1枚で相場とくらべられます。同じ駅で実際に売れた価格から「割高・割安」を判定。無料・登録不要。
相場をチェックしてみる →よくある質問
Q. 不動産情報ライブラリは無料で使えますか?
はい、国土交通省のサイトで、だれでも無料で使えます。会員登録をしなくても、地図から取引の価格を見られます。
Q. 不動産情報ライブラリで、マンション名は分かりますか?
マンション名や部屋番号はのっていません。所在地は町名まで、取引の時期は四半期ごとです。どのマンションの取引かは、最寄り駅・駅からの距離・広さ・建てた年などから推しはかることになります。
Q. 不動産情報ライブラリの価格は、いまの相場と同じですか?
のっているのは、すでに終わった取引の価格です。データに反映されるまでに時間がかかるので、相場が動いている地域では、いまの値段と少しずれることがあります。直近の取引を中心に、何件か並べて幅で見るのがおすすめです。
まとめ
- 不動産情報ライブラリでは、中古マンションの取引の価格を無料で見られる
- 時期は四半期ごと、場所は町名まで。マンション名や部屋番号は出ない
- 同じ駅・近い築年・近い広さの取引を何件か集め、1㎡あたりの価格の幅を見る
- すべての取引ではなく、少し前の値段であることを頭に入れて読む
- 災害のリスクや周辺の施設も、あわせて地図で確かめられる
その物件、相場とくらべて割高?割安?
中古マンション相場チェックは、物件ページのスクショを貼るだけで、同じ駅で実際に売れた中古マンションの価格とくらべて「割安め・相場なみ・やや割高・割高」を出す、無料・登録不要のサービスです。管理費・修繕積立金・耐震・ハザード、毎月の支払いの目安もあわせて見られます。
くらべる相手は、国土交通省の不動産情報ライブラリにある実際の取引です。スクショは読み取りにだけ使い、保存しません。
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