家づくりとの付き合い方
家相・風水は、どこまで気にする? 家族で意見が分かれたときの、折り合いのつけ方
2026年11月1日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
親は「鬼門にトイレはやめておきなさい」と言う。自分たちは、正直そこまで気にしていない。でも、家族の気持ちも大切にしたい。そんなふうに迷っている人に向けた記事です。
この記事では、家相・風水をどこまで気にするか、家族で意見が分かれたときの折り合いのつけ方をまとめます。結論を先に言うと、気にする・気にしないに正解はありません。「何がいちばん気になるのか」を具体的にして、優先順位を決めると、話し合いが進みやすくなります。
気にする度合いは、人それぞれでいい
家相は、家の形や部屋の配置を、家の中心から見た方位で見る、日本で広まった考え方と言われます。風水は中国で生まれた考え方で、色や物の置き方まで見ることが多いです。どちらも言い伝えで、流派によって言うことがちがいます。
言い伝えなので、どこまで取り入れるかは家ごとに決めてよいものです。たとえば、こんな考え方があります。
- 気にしない。暮らしやすさで間取りを決める
- いちばん気にされやすいところだけ、気をつける
- 間取りは変えず、色や小物、掃除で取り入れる
- できるだけ家相に沿って間取りを考える
どれがよい・悪いではありません。大切なのは、家族のなかで「うちはこれくらい」と、ある程度そろえておくことです。
気にされやすいところと、その順番
家相・風水で言われることはたくさんあります。全部を同じように気にすると、間取りが決まらなくなりがちです。よく気にされるところを、気にされやすい順に並べると、話し合いの目安になります。
- 鬼門(北東)・裏鬼門(南西)の水回り(トイレ・浴室・洗面・キッチン)と玄関。家相でいちばん気にされることが多いところです
- 家の中心のトイレ・浴室・階段・吹き抜け
- 正中線・四隅線に、水回り・玄関・階段がかかる
- 張り・欠け(家の形の出っぱりとへこみ)
- 部屋ごとによいと言われる方角(寝室・子ども部屋・リビングなど)
順番は流派や人によってちがいますが、「鬼門・裏鬼門の水回りと玄関」を気にする人が多いのは、よく言われることです。鬼門に水回りがあるときの工夫は鬼門に水回りがあるときの工夫の記事にまとめています。
気にする家族の気持ち、気にしない家族の気持ち
気にする家族の気持ち
家相を気にする人のなかには、昔から家族で大切にしてきた、自分の家を建てたときにも気にした、という人もいます。言い伝えの多くには、日当たりや湿気など、暮らしの知恵が込められているとも言われます。家相を気にするのは、新しい家で家族が気持ちよく暮らしてほしい、という思いからであることも多いです。
気にしない家族の気持ち
一方で、家相に合わせると、動線が長くなる、部屋が狭くなる、ほしい間取りにならない、ということもあります。毎日の暮らしやすさを大事にしたい、という気持ちも、とても自然なものです。いまの家は断熱や換気、照明の性能が上がっていて、昔の家で言われた暮らしの理由が当てはまりにくいところもあります。
どちらも、家族の暮らしを大切に思う気持ちです。どちらかを否定するより、「それぞれ、何がいちばん気になっているのか」を聞くところから始めるのがおすすめです。
折り合いのつけ方
1. 気になるところを具体的にする
「家相が悪い」だけだと、何を直せばいいのか分かりません。「北東にトイレがある」「家の中心に階段がある」のように、場所と部屋を具体的にすると、できることが見えてきます。
2. 「ここだけは」を決める
気にする家族に、いちばん気になるところを1〜2つ選んでもらいます。そこだけは設計の段階で工夫できないか考え、ほかは暮らしやすさを優先する、という決め方です。
3. 間取りを変えずにできる工夫で応える
間取りを変えるのがむずかしいときは、変えずにできる工夫もあります。
- 気になる場所を明るく・清潔に保ち、こまめに換気する
- 白や明るい色の小物・タオルを使う
- 盛り塩や観葉植物を置く人もいます
- トイレは、ふたを閉めてドアを閉めておく人もいます
4. 設計の段階でできることを聞いてみる
トイレを少しずらす、窓をとる、階段の向きを変えるなど、大きく変えなくてもできることがあるかもしれません。動かすと何が変わるか(動線・収納・ほかの部屋の広さなど)もあわせて聞くと、家族で比べやすくなります。
話し合いを進めるためのヒント
- 図面に方位を書き込み、気になる場所に印をつけて、同じものを見ながら話す
- 家相の考え方は流派でちがうので、「どの見方で見ているか」もそろえる
- 決めた結果は、家族みんなが納得できる言葉でまとめておく(「鬼門のトイレは、明るく清潔に保つことにした」など)
- 家相にくわしい人に見てもらう、という方法もあります
家相にくわしい人に見てもらうときのポイントは家相を人に見てもらうときの記事に、打ち合わせでの伝え方は打ち合わせで家相を伝える記事にまとめています。
間取りを決める前に確かめたいこと
- 家族それぞれが、家相をどれくらい気にしているか話した?
- 気になるところを、場所と部屋で具体的にした?
- 「ここだけは」を1〜2つに決めた?
- 間取りを変えずにできる工夫で、気持ちが落ち着くか聞いてみた?
- 設計の段階でできることと、変えたときに変わることを聞いた?
- 決めたことを、家族で同じ言葉にしてまとめた?
うちの間取り、鬼門には何がある?間取り図をアップして方角を選ぶだけで、部屋ごとの方位と家相でよく言われることが分かります。無料・登録不要。
風水・家相をチェックしてみる →よくある質問
Q. 家相は、気にしないとだめですか?
家相・風水は言い伝えなので、どこまで気にするかは人それぞれです。まったく気にしない人も、とても大切にする人もいます。家族で話して、自分たちの家の決め方を決めて大丈夫です。
Q. 親が家相を気にしていて、間取りに口を出されます。どうすればいいですか?
親が家相を気にするのは、家族の暮らしを大切に思う気持ちから、ということも多いです。まず、どこが気になっているのかを具体的に聞くと、話が進みやすくなります。全部ではなく「ここだけは」を決める、間取りを変えずにできる工夫で応える、という方法もあります。
Q. 夫婦で家相の考え方がちがいます。どう決めればいいですか?
どちらかの考え方を否定するより、「何を優先したいか」をそれぞれ出し合うのがおすすめです。家相で気になるところと、暮らしやすさで大事にしたいところを並べて、重なるところ・ゆずれるところを探すと、決めやすくなります。
まとめ
- 家相・風水をどこまで気にするかに、正解はない。家ごとに決めてよい
- 気にされやすいのは、鬼門・裏鬼門の水回りと玄関、家の中心など
- 気にする気持ちも、気にしない気持ちも、家族を大切に思う気持ちから
- 気になるところを具体的にし、「ここだけは」を決めると話が進みやすい
- 間取りを変えずにできる工夫と、設計の段階でできる工夫の両方で考える
間取り図をアップするだけで、部屋の方角と家相をチェックします
間取りの風水・家相チェックは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要のチェックです。間取り図をアップして図面の上の方角を選ぶと、家の中心から見て玄関・トイレ・キッチンなどがどの方位にあるかを出し、家相・風水で「よいと言われる」配置と「気にする人もいる」配置、間取りを変えずにできる工夫を返します。
図面は保存しません。家相・風水は流派によって言うことがちがうので、参考としてお使いください。
風水・家相をチェックしてみる