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家づくりの進め方

間取りが決まらないときの進め方。契約後の打ち合わせで「なんとなく違う」を言葉にして、前に進める

2026年10月5日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

提案された間取りを見るたびに、「悪くはないけど、なんとなく違う」と感じる。修正をお願いしても、やっぱりしっくりこない。気づけば何か月も間取りが決まらない。

家づくりでは、よくあることです。とくに、契約して詳細の打ち合わせに入ってから、「本当にこの間取りでいいのかな」と迷いはじめる人は少なくありません。決める項目が一気に増え、着工の日も見えてくるので、焦りも出てきます。

契約前に何社かの提案を見比べている人も、「どれも決め手に欠ける」と迷うことがあります。その場合は間取り提案の比べ方の記事も参考にしてみてください。

この記事では、おもに契約後の打ち合わせ中の人に向けて、間取りが決まらないときに何が引っかかっているのかを見つける方法と、着工前のまだ変えられるうちに、それを担当の人に伝えて前に進めるコツをまとめます。

間取りが決まらないのは、だいたい5つの理由

間取りが決まらないとき、原因は「いい案が出てこない」ことだけではありません。多いのは、次のような理由です。

  1. 大事にしたいことの順番が決まっていない:広いリビングも、大きな収納も、書斎もほしい。全部はかなわないので、どの案を見ても何かが足りなく見える
  2. 家族の中で意見が分かれている:言葉にしていないだけで、それぞれ別の家を思い描いている
  3. 「なんとなく違う」が、言葉になっていない:何が違うか伝えられないので、修正の方向がずれる
  4. 土地や予算の条件が、思っていたより厳しい:かなえたいことと、できることの間に差がある
  5. 情報を見すぎている:ほかの人の家や事例を見るたびに、ほしいものが増えていく

どれかひとつに当てはまるだけでも、提案は決まりにくくなります。まずは自分の家がどれに近いかを家族で話してみてください。

「なんとなく違う」を、場面に分けて言葉にする

いちばん多いのが3つめの「言葉にならない」です。不満は「間取り全体」ではなく、たいてい1日のどこかの場面にひそんでいます。朝・帰宅・夕方・夜・休日と場面を分けて、図面の上を指でたどりながら、「ここは好き」「ここはちょっと嫌」を図面に直接書きこんでいきます。図面の読み方そのものは間取り図の見方の記事にくわしく書いたので、ここでは「感じたことを言葉で残す」ことだけ意識してみてください。

書きこみがたまってくると、「なんとなく違う」の中身が、たとえば「リビングに入るまでに、廊下が長くて暗い」「キッチンから庭が見えない」のような、具体的な言葉に変わっていきます。

提案を見て「違う」と思ったのに理由が言えなくても、場面ごとに書き出してみると、引っかかりが「朝の動き」など1つの場面に集まっていた、ということもあります。そこが分かると、話が進みはじめます。

大事にしたいことに、順番をつける

1つめの理由「順番が決まっていない」には、紙に書き出すのがいちばんの近道です。

  1. 家族それぞれが、新しい家でかなえたいことを書き出す
  2. それぞれに「絶対ほしい」「できればほしい」「なくてもいい」をつける
  3. 「絶対ほしい」を、家族で3つまでにしぼる

3つにしぼるのは、少し苦しい作業です。でも、ここが決まると、提案を見たときに「この案は3つのうち2つをかなえている」と比べられるようになります。

あわせて、いまの家の「好きなところ」と「困っているところ」も書き出してみてください。新しい家で手放したくないもの、絶対に変えたいものが見えてきます。

家族の意見が分かれているときは「理由」を出し合う

2つめの理由「家族の意見が分かれている」ときは、どちらの案がいいかを先に話すと、ぶつかりやすくなります。それより、なぜそうしたいのかを出し合ってみてください。

理由まで分かると、「顔を合わせられて、寒さも心配しなくていい形はある?」と、担当の人に相談できる問いに変わります。両方の気持ちをかなえる別の形が、提案として返ってくることもあります。

変えられること・変えにくいことを分ける

4つめの理由「条件が厳しい」の場合、気に入らない理由が、間取りの工夫で変えられるものか、そうでないものかを分けて考えると整理しやすくなります。

気になること変えやすさの目安相談のしかた
ドアの位置、収納の場所、間仕切り比較的変えやすいことが多い場面と一緒に「ここをこうしたい」と伝える
部屋の並び、部屋の広さ、窓の大きさほかの部屋や費用とのかね合いどこを削ってもいいかも一緒に伝える
家全体の大きさ、階数予算や土地に大きく関わる予算の上限と、ゆずれる点を伝える
建てられる位置、道路や隣の家との関係土地の条件で決まることが多いなぜこの配置になるのか、理由を聞く

契約後は、変更の内容や時期によって費用がかかったり、期限が決まっていたりすることもあります。会社や契約によって違うので、気になる変更があれば早めに聞いておくと安心です。

変えにくいことに不満がある場合は、「どうしてこの形になるんですか?」と理由を聞いてみると、納得できることも多いです。理由が分かると、その条件の中でできる工夫を一緒に考えやすくなります。

提案を前に進める伝え方

修正をお願いするときは、「なんか違う」ではなく、次の3つをセットで伝えると、次の提案がぐっと近づきやすくなります。

  1. どの場面で(朝の支度のとき、など)
  2. 何が気になるか(洗面所に2人並べない、など)
  3. 代わりにゆずれること(そのかわり、収納は少し減ってもいい、など)

「ゆずれること」をあわせて伝えると、担当の人も、どこを動かせばいいかが分かりやすくなります。打ち合わせで聞きたいことの準備は、打ち合わせで聞く質問の記事でもまとめています。

それでも決まらないときは

伝え方を変えて何度か相談しても、しっくりこないこともあります。そんなときに考えたいのは、次のようなことです。

担当の人との話がかみ合わないと感じるときは、担当の人と合わないときの記事を、不安が大きくて「このまま進めていいのか」と迷うときは、契約後にほかの会社へ変えるか迷ったときの記事で、選べる道を整理しています。どれを選ぶにしても、まずは自分たちの不安の中身を言葉にしておくことが、納得して進むための近道です。

図面で確かめたいチェックリスト

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よくある質問

Q. 間取りの修正は、何回くらいお願いしていい?

回数の考え方は会社によって違います。契約の前と後で何回まで描いてもらえるか、費用がかかるかどうかも会社や契約ごとに異なるので、気になるときは最初に担当の人に聞いておくと安心です。回数より、毎回「どこをどう変えたいか」をはっきり伝えるほうが、少ない回数で近づきやすくなります。

Q. 間取りはいつまでに決めればいい?

間取りを変えられる期限や、変えるときに費用がかかるかどうかは、会社や契約によって違います。契約書や打ち合わせの予定表を確かめて、担当の人に「いつまでに、どこまで変えられるか」を聞いておくと、焦らずに考えられます。

Q. 家族で間取りの意見が分かれたら?

どちらの案がいいかを話す前に、それぞれが「なぜそうしたいか」を出し合うのがおすすめです。理由までさかのぼると、両方をかなえる別の形が見つかることもあります。ふだん長くその場所を使う人の意見を少し重く見る、という決め方をする家もあります。

まとめ

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マドリセカンドは、元施主の中の人が作った無料・登録不要のAI間取り診断です。間取り図(画像・PDF)をアップすると、家事ラク・片づけ・家族時間・ひとり時間・光と風・10年後の6つの観点で点数をつけて、あなたの家の「得意技」と「ちょっと苦手なこと」、間取りのアイデアを返します。

図面は診断のためだけに使い、保存しません。結果を見て、もっと聞いてみたくなったら、くわしい人に見てもらうこともできます。

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