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収納

クローゼットの奥行きと、服が何着かかるか パイプの長さから数えてみる

2026年10月29日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

新しい家のクローゼット、いまの服が全部入るのか心配。図面には「WIC 3帖」と書いてあるけれど、それが多いのか少ないのか、何着かかるのか、見当がつかない。そんな人に向けた記事です。

結論を先に言うと、ハンガーにかけるクローゼットの奥行きは55〜60cmくらいが目安です。かけられる量は、パイプの長さで決まります。シャツは1着3〜4cm、コートはその倍くらいの幅をとるので、パイプの長さを割れば、だいたい何着かかるかが分かります。

クローゼットの奥行きの目安

ハンガーにかけた服は、肩幅の分の奥行きがいります。奥行きが足りないと、扉が閉まらなかったり、服が斜めになったりします。反対に、深すぎると奥に手が届きにくくなります。

収納のしかた奥行きの目安メモ
ハンガーにかける55〜60cmくらい肩幅のある服・コートも入る
たたんだ服・ケースを置く40〜45cmくらい衣装ケースの奥行きに合わせる
小物・バッグ・帽子の棚30〜40cmくらい浅いほうが見渡しやすい
押入れ(布団)80〜90cmくらいハンガーには深すぎる。手前にパイプを付ける工夫も

910mm の方眼の図面では、壁に面したクローゼットは奥行き1マス弱で描かれることが多いです。壁の厚みを引くと、中の奥行きは60cm前後になります。図面で奥行きが半マスくらいしかない収納は、ハンガーには浅いかもしれないので確かめておきましょう。

パイプの長さから、何着かかるか

服をかけるときの1着の幅は、シャツやブラウスで3〜4cmくらい、コートはその倍の6〜8cmくらいが目安です。パイプの長さをこの幅で割ると、かけられる数が出ます。

パイプの長さクローゼットの大きさ(910の方眼)シャツ・ブラウス(3〜4cm)コート(6〜8cm)
約80cm1マス(芯々 約0.9m)20〜26着10〜13着
約170cm2マス(芯々 約1.8m)42〜56着21〜28着
約260cm3マス(芯々 約2.7m)65〜86着32〜43着
約350cm4マス(芯々 約3.6m)87〜116着43〜58着

パイプの長さは、壁の厚みや扉の枠を引いたおおよその長さです。ぎゅうぎゅうに詰めた数なので、出し入れしやすくするなら、表の8割くらいで考えると安心です。厚手のニットやダウンは、コートよりさらに幅をとります。

自分の服の量を測る方法

  1. いまのクローゼットのパイプの長さをメジャーで測ります
  2. かけている服を、シャツ類・コート類くらいに分けて数えます
  3. たたんでしまっている服のうち、新しい家ではかけたいものも数えます
  4. 家族の分も同じように数え、合計で何cmのパイプがいるかを出します

たとえば、シャツ類が40着・コート類が10着なら、40×3.5cm+10×7cm=約2.1mのパイプがいります。季節ごとに入れ替えるなら、ふだんかける量だけでよいこともあります。これから増える分も考えて、少しゆとりを足しておきましょう。

ウォークインクローゼットに必要な幅

ウォークインクローゼットは、中に人が入って使う収納です。服をかける奥行き60cmに、人が通る60cmくらいを足した幅がいります。

形必要な幅(内法の目安)910の方眼でメモ
I型(片側にかける)約1.2m1.5マスくらい通路のうしろは棚にできる
II型(両側にかける)約1.8m2マスより少し広め2マス(内法 約1.7m)だと少しきつい
L型・U型約1.8m以上2マス以上角の部分は、かけにくい場所になりやすい

同じ3帖のウォークインクローゼットでも、形によってかけられる長さは変わります。たとえば、2×3マス(約1.8×2.7m)の I 型なら、長い壁の片側にかけてパイプは2.6mくらい。両側にかける II 型にすれば5m以上かけられる計算ですが、通路が約50cmとせまくなります。帖数より「パイプを何mつけられるか」で見るのがコツです。

U型やL型の角の部分は、ハンガーが重なってかけにくくなります。角は棚にする・バッグを置く、など使い方を決めておくとむだになりにくいです。

扉付きのクローゼットとどっちがいい?

壁に面した扉付きのクローゼットは、通路がいらないので、同じ広さでもかけられる量が多くなりやすいです。いっぽう、ウォークインクローゼットは、中で着替えたり、スーツケースなど大きな物も置けたりします。部屋の中に通路の分を取れるなら扉付き、まとめて一か所にしたいならウォークイン、と考えると選びやすくなります。収納の量の全体は収納率の目安と計算のしかたで確かめられます。

扉の種類も、使える幅に関わる

扉付きのクローゼットは、扉の種類で中の使いやすさが変わります。開き戸や折れ戸は、開けると中が全部見渡せますが、前に扉を開ける場所がいります。引き違い戸は、前の場所がいらないかわりに、一度に開くのは半分ずつになります。扉の前にベッドや机を置く予定があるなら、扉の種類も一緒に考えておくと安心です。

パイプの高さと2段がけ

パイプの高さも、かけられる量に関わります。丈の長いコートやワンピースをかけるところは、すそが床につかない高さにパイプを付けます。シャツや上着など丈の短い服だけなら、パイプを上下2段にすると、同じ幅で倍近くかけられることがあります。

家族の身長によって、手が届く高さはちがいます。いちばん使う人が、背伸びをせずに取れる高さかどうかも見ておきたいところです。

服以外にしまう物も数えておく

クローゼットには、ハンガーにかける服のほかにも、いろいろな物が入ります。かける量だけで計画すると、ほかの物の置き場がなくなることがあります。

家族の服を、どこに集めるか

家族の服を、それぞれの部屋のクローゼットに分けるか、洗面所の近くのファミリークローゼットにまとめるかで、必要なパイプの長さの置き場所が変わります。まとめると、洗濯物を一か所にしまえて歩く距離が短くなります(洗濯動線の記事も参考に)。分けると、それぞれの部屋で着替えができます。家族の人数分の服の量を数えてから、どちらに何mずつ取るかを決めると、足りない・余るが起きにくくなります。

自分の間取りで確かめる

マドリつくーる(マドつく)では、クローゼットやウォークインクローゼットを置いて、寸法を確かめられます。無料・登録なしで使えます。

  1. いまの図面を読み込むか、見本の間取りから始めます
  2. 収納(クローゼット・ウォークインクローゼットなど)を部屋のブロックとして置きます
  3. 選ぶと内法(壁の内側)の寸法が出るので、奥行きが55〜60cmあるか、ウォークインの幅が足りるかを見ます
  4. 長い辺の内法の長さから、パイプが何mつけられるかを出し、早見表で何着かかるかを見ます
  5. 作りながらチェックで、家全体の収納の割合も確かめます

表示される寸法は目安です。実際のパイプの長さや棚の位置は、設計の担当者と確かめてください。

間取りを決める前に確かめたいこと

この寸法、自分の間取りだとどうなる?部屋を並べるだけで、帖数・延床は自動で計算。家具を置いて3Dでも確かめられます。無料・登録不要。

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よくある質問

Q. クローゼットの奥行きは、何cmあればいいですか?

ハンガーにかけて使うなら、55〜60cmくらいが目安です。肩幅のある服をハンガーにかけると、それくらいの奥行きがいるからです。たたんだ服や小物を置く棚なら、もっと浅くても使えます。

Q. 1間(いっけん)のクローゼットには、何着くらいかかりますか?

910mm の方眼で2マス分(芯々で約1.8m)のクローゼットは、パイプの長さがおよそ1.7mくらいになることが多いです。シャツなら40〜55着くらい、コートなら20〜28着くらいが目安です。服の厚みやハンガーの形でも変わります。

Q. ウォークインクローゼットは、何帖あればいいですか?

片側だけにかけるなら幅1.2mくらい、両側にかけるなら幅1.8mくらいがほしくなります。帖数よりも、パイプを何mつけられるかで考えると、入る量を見積もりやすくなります。

まとめ

読んだことを、自分の間取りで試してみる

マドリつくーるは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要の間取りづくりです。方眼に部屋のブロックを並べるだけで、帖数・延床面積を自動で計算。ドア・窓・家具を置いて、3Dで中を歩いたり、日当たりを見たりできます。見本や、いまの図面から始めることもできます。

図面は保存しません。作った間取りは、このブラウザ(ログインすればアカウント)に残ります。

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