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建てられる家のきまり

北側斜線制限・高さ制限とは? 土地に建てられる家の高さと、間取りへの影響

2026年10月22日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

土地の説明で「北側斜線がかかります」と言われたけれど、それで家がどうなるのか分からない。そんなモヤモヤを感じていませんか。

北側斜線制限は、北どなりの土地の日当たりを守るために、家の高さを北側でおさえる決まりです。ふつうの2階建てなら建てられることが多いものの、2階の形や屋根に影響することがあります。この記事では、高さの決まりの考え方と、間取りへの影響、確かめ方をまとめます。

北側斜線制限とは

北側斜線制限は、北どなりの家に日が当たるように、建物の高さを北側に行くほど低くおさえる決まりです。

イメージとしては、北どなりとの境目のあたりから、南に向かってななめの線(斜線)を引き、その線の内側に家を収める形です。北側に近い部分ほど高くできず、南側に離れるほど高くできる、と考えると分かりやすいです。

この決まりがかかるのは、低層住居専用地域・中高層住居専用地域などの、住宅向けの用途地域です。ななめの線の高さや角度は、用途地域などによって決まっています。細かな数字は土地ごとに確かめる必要があるので、ここでは考え方を中心に説明します。用途地域の調べ方は、用途地域の調べ方の記事を参考にしてください。

北側斜線制限は、「あなたの家の日当たり」も守ってくれる決まりです。南どなりの家にも同じ決まりがかかるので、おたがいに日当たりを守り合う仕組みになっています。

ほかにもある、高さの決まり

家の高さに関わる決まりは、北側斜線制限だけではありません。代表的なものを表にしました。

決まり中身かかる場所
絶対高さ制限建物の高さを10mまたは12mまでにする第一種・第二種低層住居専用地域と田園住居地域
北側斜線制限北どなりの日当たりのため、北側の高さをおさえる低層住居専用地域・中高層住居専用地域など
そのほかの決まり道路や地区ごとの決まりなどで、高さや形に制限がかかることがある土地や自治体によって違う

絶対高さ制限のある地域では、どこで測っても、建物がその高さを超えないようにする必要があります。ふつうの2階建てなら収まることが多いですが、3階建てや、天井の高い家を考えている人は、早めに確かめておきたいところです。

「そのほかの決まり」は土地によってさまざまです。1つの決まりだけで判断せず、その土地にかかる決まりをまとめて住宅会社に見てもらうのが安心です。

家の形や間取りへの影響

高さの決まりは、家の形や間取りに次のような影響を与えることがあります。

2階の北側が小さくなる

北側いっぱいまで2階を広げると、ななめの線にかかってしまうことがあります。そのときは、2階を南側に寄せたり、北側の2階を小さくしたりします。結果として、2階の部屋の広さや数が変わることもあります。

屋根の形が決まる

北側に向かって下がる屋根(片流れの屋根など)にして、ななめの線に収める方法がよく使われます。屋根の形が変わると、外から見た家の雰囲気や、太陽光パネルの載せ方にも関わってきます。

天井の高さや、ロフトの取り方

北側の部屋は、天井の一部が低くなることがあります。屋根裏の収納やロフトを考えている人は、どこに、どれくらいの広さで取れるかを確かめておきましょう。

家を建てる位置

北側に余裕をもって家を建てれば、決まりにかかりにくくなります。そのぶん、南側の庭や駐車場が小さくなるので、全体のバランスで考えます。

土地の向きと、高さの決まりの関係

北側斜線制限は、北どなりとの関係で考える決まりです。そのため、同じ地域でも、土地の向きによって影響の大きさが変わります。

どちらの向きの土地が向いているかは、暮らし方や間取りによって変わります。道路の向きによる違いは、北道路と南道路どっちがいい?の記事でくわしくまとめています。方角と部屋の配置の考え方は、方角と間取りの記事も参考になります。

候補の土地で、確かめる方法

高さの決まりは、土地の形・道路・となりとの高さの差などで変わるため、自分だけで正確に計算するのはむずかしいです。次の順番で確かめると安心です。

  1. 用途地域を調べる:販売資料や自治体の都市計画の地図で、どの地域かを確かめる
  2. かかる決まりを聞く:不動産会社や自治体の窓口で、高さに関わる決まりを確かめる
  3. 図面で確かめてもらう:住宅会社や建築士に間取りを描いてもらい、決まりに収まるかを見てもらう
  4. 建てたい家と比べる:2階の広さ・部屋の数・屋根の形が、希望どおりになるかを確かめる

建てられる家の大きさは、高さの決まりと、建ぺい率・容積率の両方で決まります。広さの上限の考え方は、建ぺい率・容積率の記事を合わせて読んでみてください。

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よくある質問

Q. 北側斜線制限は、どの土地にもかかりますか?

すべての土地にかかるわけではありません。低層住居専用地域や中高層住居専用地域など、住宅向けの用途地域でかかる決まりです。候補の土地にかかるかどうかは、用途地域を調べたうえで、住宅会社や自治体の窓口に確かめてください。

Q. 北側斜線制限があると、2階建ては建てられませんか?

多くの場合、2階建ては建てられます。ただ、土地の北側いっぱいまで2階を広げると決まりにかかることがあり、2階の位置をずらしたり、屋根の形を工夫したりすることがあります。くわしくは間取りを描いてもらうときに確かめてもらいましょう。

Q. 高さ制限は、自分で計算できますか?

考え方は知っておくと役に立ちますが、正確な計算は、土地の形や道路、隣地との高さの差などで変わります。住宅会社や建築士に、候補の土地で図面を描いてもらって確かめるのが確実です。

まとめ

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土地のセカンドオピニオンは、マドリセカンドの中の人が作った無料・登録不要の土地チェックです。気になる土地のスクショを貼って地図で場所を合わせると、国のハザードマップ・液状化・高低差・相場・建てられる家の大きさまでまとめて調べ、AIが「いいところ」と「気をつけたいところ」を返します。

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