家相・風水の基本
家相と風水のちがい 間取りを考えるとき、どちらを見ればいい?
2026年10月18日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
間取りの打ち合わせ中に「鬼門にトイレはよくないらしい」と聞いて、調べてみたら「家相」と「風水」という言葉が両方出てきた。どう違うのか分からず、どちらを気にすればいいのか迷っている。そんな人に向けた記事です。
この記事では、家相と風水のちがいと、間取りでの付き合い方をまとめます。結論を先に言うと、ふたつは生まれた場所も見るところも少しちがいますが、間取りの話では混ざって語られることが多い考え方です。どちらも言い伝えなので、家族で「どこまで参考にするか」を決めておくと迷いにくくなります。
家相とは
家相は、家の形や部屋の配置を、家の中心から見た方位で見る考え方と言われます。日本で広まった考え方で、昔から家を建てるときの目安にされてきました。
家相でよく見るのは、次のようなところです。
- 家の中心から見て、どの方位に玄関・トイレ・キッチンなどがあるか
- 鬼門(北東の方位)と裏鬼門(南西の方位)に、何があるか
- 家の形に、出っぱり(張り)やへこみ(欠け)があるか
家相は「間取り図の上で方位を見る」ことが中心なので、家づくりの打ち合わせで話題にしやすい考え方です。鬼門のことは鬼門とは?の記事にくわしくまとめています。
風水とは
風水は、中国で生まれた考え方と言われます。土地や住まいの「気」の流れを大切にし、建物の向きだけでなく、色や物の置き方まで見ることが多いのが特徴です。
たとえば、「この方位にはこの色が合う」「玄関はすっきり片づけておく」といった話は、風水の考え方から来ていることが多いです。家を建てたあとの、インテリアや片づけの話にもよく出てきます。
ざっくり言うと、家相は「家の形と部屋の配置」を、風水は「気の流れと、色や物の置き方」まで見ることが多い考え方です。
家相と風水のちがいを表でくらべる
ふたつのちがいを、表にまとめます。ただし、流派や本によって説明がちがうので、あくまで目安として見てください。
| 家相 | 風水 | |
|---|---|---|
| 生まれた場所 | 日本で広まったと言われる | 中国で生まれたと言われる |
| 主に見るもの | 家の形、部屋の配置と方位 | 気の流れ、土地、色や物の置き方 |
| よく出る話題 | 鬼門・裏鬼門、張り・欠け、家の中心 | 方位ごとの色、玄関の片づけ、置くもの |
| 家づくりで話題になる時期 | 間取りを決める打ち合わせ中 | 間取りを決めるとき、住んでからのインテリア |
表のように分けてみると、家相は「建てる前」、風水は「建てる前と住んでから」の両方で話題になりやすいことが分かります。
間取りの話では、ふたつが混ざりやすい
ネットや本では、「風水では鬼門にトイレは…」のように、家相の言葉と風水の言葉が一緒に使われていることがよくあります。これは、間取りの話をするときに、ふたつの考え方が混ざって語られることが多いからです。
実際、「方位を8つに分けて、それぞれの方位に意味がある」という見方は、どちらの話にも出てきます。そのため、施主の立場では「家相か風水か」を厳密に分けなくても大丈夫です。
大事なのは、どちらの考え方かより、次の2つを知っておくことです。
- 言うことは流派によってちがう(同じ配置でも、気にする流派と気にしない流派がある)
- 言い伝えには、暮らしの理由があると言われることが多い
言い伝えの「暮らしの理由」を知っておく
家相・風水で気にされる配置には、昔の暮らしの理由があると言われることが多いです。たとえば、次のような話です。
- 北東は日が当たりにくく、冷えやすい・湿気がこもりやすい。昔の家では、ここに水回りがあると傷みやすかった
- 南西は西日で暑くなりやすく、食べ物が傷みやすかった
- 北の玄関は、寒く暗くなりがちだった
いまの家は、断熱・換気・照明が昔とくらべて大きく変わっています。そのため、「昔の理由がいまの家にどれくらい当てはまるか」を考えると、自分たちで決めやすくなります。たとえば、換気がしっかりした家なら、湿気の心配は昔ほどではないかもしれません。一方で、日当たりのちがいは、いまの家でも住み心地に関わります。
家づくりでの付き合い方
家相・風水をどこまで気にするかは、家族によってさまざまです。まったく気にしない人もいれば、玄関や鬼門だけは気にする人、できるだけそろえたい人もいます。
参考にする範囲を決める
全部の決まりをそろえようとすると、間取りの自由がかなり小さくなります。「鬼門の水回りだけは気にする」「玄関の方角だけは見ておく」のように、気になるところを1〜2か所にしぼる人も多いです。
気になるところの工夫は2通りある
気になる配置があったときの工夫は、大きく2つに分けられます。
- 間取りを変えずにできる工夫:明るく・清潔に保つ、こまめに換気する、白や明るい色の小物を置く など
- 設計の段階でできる工夫:位置を少しずらす、窓をとって明るくする など
どちらを選ぶか、そもそも気にするかどうかは、家族で決めることです。家族の中で気持ちがちがうときの考え方は、どこまで気にする?の記事にまとめています。
間取りを決める前に確かめたいこと
- 家族の中で、家相・風水を気にする人がいるか話した?
- 気にするなら、どこを参考にするか(鬼門・玄関など)しぼった?
- 図面の上で、北がどちらか確かめた?
- 気になる配置に、昔の暮らしの理由があるか調べた?
- その理由が、いまの家の断熱・換気・照明でどう変わるか考えた?
- 気にしたいことを、設計の担当者に早めに伝えた?
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Q. 家相と風水、どちらを信じればいいですか?
どちらが正しいということはありません。家相・風水はどちらも言い伝えで、流派によっても言うことがちがいます。家族が気になるところを話し合い、参考にする範囲を決めておくと迷いにくくなります。
Q. 家相と風水で、言うことがちがうときはどうすればいいですか?
ちがうことを言っている場合は、家族がより気になるほうを参考にする人が多いです。両方を完全にそろえようとすると、間取りの自由がかなり小さくなります。優先したい場所を1〜2か所にしぼるのも一つの方法です。
Q. 家相・風水を気にしない人もいますか?
はい、まったく気にしない人もいます。気にするかどうかは、家族の考え方しだいです。気にしない場合でも、方角による日当たりや湿気のちがいは、住み心地に関わるので知っておくと役立ちます。
まとめ
- 家相は日本で広まり、家の形と部屋の配置を方位で見る考え方と言われる
- 風水は中国で生まれ、気の流れや色・物の置き方まで見ることが多い
- 間取りの話では、ふたつが混ざって語られることが多い
- 言い伝えの暮らしの理由と、いまの家での考え方をセットで知ると決めやすい
- どこまで参考にするかは、家族で話して決める
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図面は保存しません。家相・風水は流派によって言うことがちがうので、参考としてお使いください。
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