担当者と営業
契約前に、ハウスメーカーの担当者を変えてもらうには?相談の仕方と、伝える前に考えたいこと
2026年10月25日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
家のつくりや性能は気になっている。でも、担当の人とどうも話がかみ合わない。この人と何十回も打ち合わせをすると思うと、気が重い。
契約前にそう感じたときは、会社ごとあきらめる前に、担当の人を変えてもらえないか相談するという方法があります。言い出しにくいことですが、家づくりのあいだずっと続く関係なので、早めに考えておく価値はあります。
この記事では、担当の変更を相談する前に考えたいこと、誰にどう伝えるか、変わったあとの進め方をまとめます。契約したあとの担当との付き合い方は、契約後に担当と合わないときの記事で書いているので、ここでは契約前の話にしぼります。
変える前に、「合わない」の中身を言葉にする
まずは、何が合わないと感じているのかを書き出してみてください。中身によって、変えるのがいちばんいいのか、ほかの方法があるのかが変わります。
| 合わないと感じること | 担当の変更の前に試せること |
|---|---|
| 連絡が多すぎる・少なすぎる | 希望の方法やペースを伝えてみる |
| こちらの話を聞いてもらえない | 要望を紙にまとめて渡し、提案に入っているか確かめる |
| 説明がむずかしい | 「暮らしの言葉で言うと、どういうことですか?」と聞き返す |
| 提案が好みとちがう | 好きな写真や、いまの家の不満を見せて伝え直す |
| 話し方や雰囲気が、どうしても合わない | 伝え方の工夫では変わりにくいので、変更の相談を考える |
| 約束が守られない・返事が来ない | 一度はっきり伝えて、変わらなければ変更の相談を考える |
連絡のペースや説明の仕方などは、伝えれば変わることも多いです。担当の人も、こちらの希望が分からずに手探りで進めていることがあります。一方で、話し方や雰囲気のように伝えても変わりにくいことや、伝えても改善しないことなら、変更を相談する理由として十分です。
「この人が悪い」ではなく、「自分たちとの相性」として考えると、相談するときの言葉も選びやすくなります。
担当の問題か、会社の問題か
担当の人と合わないと、その会社ごと合わない気がしてくることがあります。ここで一度、分けて考えてみてください。
- 担当の人の問題:話し方、連絡のペース、聞き方など、人による部分
- 会社の問題:家のつくり、間取りの自由度、性能、費用の考え方など、誰が担当でも変わらない部分
もし引っかかっているのが会社の部分なら、担当を変えても解決しないかもしれません。その場合は、ほかの会社と比べ直すほうが近道です。比べる軸の整理には、ハウスメーカー相性診断で、自分たちが何をゆずれないかを6つの軸で見てみるのも手です。
反対に、「家はとても気に入っているのに、担当の人とだけ合わない」なら、担当の変更を相談する意味は大きいです。
誰に相談する?
担当の人本人に「変えてください」と言うのは、なかなかむずかしいものです。多くの場合、次のような相手に相談できます。
- 店長や上司の方:展示場や店舗の責任者。名刺や会社のサイトで確かめられることがあります
- 会社のお客さま窓口:問い合わせのフォームや電話の窓口
- 本人:関係がこじれていなければ、本人に「別の方の意見も聞いてみたい」と伝える形もあります
どこに相談するのがいいかは、会社の体制によってちがいます。迷ったら、窓口に「担当の方のことで相談したいのですが、どちらに伺えばいいですか?」と聞いてみてください。
相談の方法は、電話でもメールでもかまいません。気持ちを落ち着いて伝えたいなら、まずはメールで送り、必要なら電話や対面で話す流れが進めやすいです。
伝え方のコツ
担当の変更を相談するときは、次の4つを入れると、話が通りやすくなります。
- これまでのお礼:時間をかけて対応してもらったことへの感謝
- 会社への関心:会社の家には興味があり、話を続けたいこと
- 合わないと感じていること:相手を責めず、自分たちの感じ方として
- してほしいこと:担当を変えてほしいのか、ほかの人にも入ってほしいのか
「何が悪かったか」をくわしく並べる必要はありません。具体的なことを聞かれたら、責める言い方にならないよう、事実だけを短く伝えれば十分です。
そのまま使える例文
店長・上司の方へのメール
「いつもお世話になっております。〇〇様にご担当いただいている△△です。これまでていねいにご対応いただき、ありがとうございます。御社の家にはとても興味があり、引き続きお話を伺いたいと考えています。ただ、私たちの伝え方の問題もあると思うのですが、打ち合わせの進め方が少し合わないと感じることがあり、悩んでいます。可能であれば、別の方にもご担当いただくことはできないでしょうか。ご相談させていただけるとうれしいです。」
本人に伝えるとき
「いつもありがとうございます。家族で話していて、ほかの方の意見や提案も一度聞いてみたいという話になりました。社内で、別の方にもお話を伺うことはできますか?」
ほかの人に入ってもらいたいとき
「間取りの話を、設計の方にも直接聞いてみたいと思っています。次の打ち合わせに同席していただくことはできますか?」
担当をまるごと変えるのが気が重いときは、最後の例のように人を足してもらう形から始めるのもおすすめです。それだけで話しやすくなることもあります。
変えてもらえたら、最初にやること
新しい担当の人が決まったら、最初の打ち合わせで、これまでのことを一緒に確かめておきます。
- これまでに伝えた要望が、引き継がれているか
- もらっている図面や見積もりのうち、どれがいちばん新しいか
- 口頭で聞いていた話(「ここは変えられます」など)が、記録に残っているか
- これからの進め方と、連絡の方法・ペースの希望
要望のメモや、これまでの資料を持っていくと、新しい担当の人にとってもありがたい情報になります。最初にこちらの「ゆずれないこと」をもう一度伝えておくと、提案の方向がそろいやすくなります。
変えてもらえなかったとき
店舗の人数などの事情で、すぐに担当を変えるのがむずかしいこともあります。そのときに考えられる道です。
- 人を足してもらう:設計の人や上司の方に、打ち合わせに入ってもらう
- 伝え方を変える:要望を紙にまとめる、打ち合わせのあとに決まったことをメールでもらう
- 別の店舗で相談できるか聞く:会社によっては、近くの別の展示場や店舗で相談できることもあります
- ほかの会社とも比べる:契約前なので、ほかの会社の話を聞くのはふつうのことです
どうしても進めにくいと感じたら、その会社とのお話をいったん終えるのも選択肢です。伝え方はハウスメーカーの断り方にまとめています。何社くらい比べればいいかは、ハウスメーカーは何社くらい比べる?も参考にしてみてください。
担当の変更を相談する前のチェックリスト
- 「合わない」の中身を、書き出してみた?
- 連絡のペースや説明の仕方など、伝えれば変わりそうなことは伝えてみた?
- 引っかかっているのは担当の人? それとも会社の家や費用?
- 相談する相手(店長・上司の方・窓口)を確かめた?
- お礼・会社への関心・合わないこと・してほしいことを、伝える準備はできた?
- 担当をまるごと変えるか、人を足してもらうか、どちらを頼むか決めた?
- 新しい担当の人に渡す、要望のメモと資料はそろっている?
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Q. 担当者を変えてほしいと言うのは、失礼ではありませんか?
失礼なことではありません。家づくりは長い付き合いになるので、相性を大事にするのは自然なことです。これまでのお礼を添えて、相手を責めるのではなく「自分たちとの相性」の話として伝えると、角が立ちにくくなります。
Q. 担当の変更は、必ず受けてもらえますか?
会社や店舗の体制によってちがいます。人数が少ない店舗では、すぐに変えるのがむずかしいこともあります。その場合は、設計の人に同席してもらう、上司の方にも打ち合わせに入ってもらうなど、ほかの形で相談できないか聞いてみてください。
Q. 担当を変えてもらったら、前の担当の人と気まずくなりませんか?
展示場などで顔を合わせることはあるかもしれません。ただ、相談の窓口が変わるのは会社にとってもめずらしいことではありません。気になるときは、相談した上司の方や新しい担当の人に、前の担当の人へのお礼を伝えてもらうようお願いしておくのもひとつです。
まとめ
- 契約前なら、担当の変更を相談するのはふつうのこと
- まず「合わない」の中身を言葉にして、伝えれば変わることは伝えてみる
- 引っかかっているのが会社の部分なら、担当より会社を比べ直す
- 相談は店長・上司の方や窓口へ。お礼を添えて、相性の話として伝える
- まるごと変えるのが気が重いときは、人を足してもらう形から
- 変わったら、要望と資料を持って引き継ぎを一緒に確かめる
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