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断熱等級6と7、どこまで必要? 等級の違いと、わが家に合う高さの決め方

2026年10月26日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)

性能の話を聞いていると、「等級5」「等級6」「等級7」という言葉が出てきます。等級7がいちばん上だと聞くと、そこを目指したほうがいい気もする。でも、そのぶん費用もかかりそう。どこまで必要なのか、迷うところです。

結論から言うと、どの等級が正解かは、家族ごとに違います。住む地域、いまの家での困りごと、間取りやデザインの希望、予算。それぞれで、ちょうどいい高さが変わるからです。

この記事では、等級ごとの違いと、上げると変わること・かかることを整理して、わが家に合う高さを決めるための考え方をまとめます。どこかの会社や工法をすすめる記事ではありません。

断熱等級は、国が決めた「断熱のものさし」

断熱等級(断熱等性能等級)は、住宅性能表示制度という国の仕組みで決められた、家の断熱の高さをあらわす等級です。おもにUA値(家から熱がどれだけ逃げやすいか)で決まり、数字が小さいほど上の等級になります。

等級の移り変わりを、ざっくり押さえておきましょう。

国は、遅くとも2030年までに、新築住宅の省エネ基準をZEH水準まで引き上げる方針を示しています。いま等級4で建てた家は、そのころには「基準ぎりぎり」より下になる可能性がある、ということは知っておいてよいと思います。

等級ごとのUA値の目安(地域で違う)

等級のUA値の基準は、建てる地域によって違います。寒い地域ほど、同じ等級でも小さい(きびしい)数字です。6地域(東京など)で見ると、次のようになります。

断熱等級6地域(東京など)のUA値
等級4(省エネ基準)0.87以下
等級5(ZEH水準)0.60以下
等級60.46以下
等級70.26以下

等級6・7は、5〜7地域(水戸・東京・熊本など)では同じ数字(0.46・0.26)ですが、4地域(会津若松など)では0.34・0.23、1〜3地域(札幌・盛岡など)では0.28・0.20と、寒い地域ほどきびしくなります。8地域(沖縄など)は、UA値の基準の扱いがほかの地域と違います。

UA値の意味や、会社に数字を聞くときの注意は、UA値・C値の記事にまとめています。

民間の研究団体のHEAT20という目安もよく聞きます。6地域ではG2が0.46、G3が0.26で、等級6・7と同じ数字です。会社の説明で「G2」「G3」と出てきたら、6地域ならおおむね等級6・7と同じくらいの高さだと考えると分かりやすいです。

等級を上げると変わること

等級を上げると、家の中の暑さ・寒さの感じ方が変わりやすくなります。よく言われるのは、たとえば次のようなことです。

ただ、どのくらい変わるかは、窓の種類や大きさ、日差しの入り方、すき間の少なさ(気密)、冷暖房の仕方でも変わります。等級は「住み心地のすべて」ではなく、土台のひとつと考えておくとよいと思います。家全体を冷暖房する方式に興味がある人は、全館空調の記事も参考にしてください。

等級を上げると、かかること

一方で、等級を上げることには、費用や設計の面で考えておきたいこともあります。

ところ考えておきたいこと
費用断熱材を厚くする、窓の性能を上げるなどで、建てる費用は上がりやすい。どのくらい上がるかは会社や仕様で大きく変わる
窓大きな窓や窓の数は、UA値に響きやすい。明るさや景色との兼ね合いが出ることがある
間取り・形凹凸の多い形や大きな吹き抜けは、計算上不利になることがある
夏の暑さ熱が逃げにくい家は、日差しが入ると熱がこもりやすいことも。日よけの工夫とセットで考える
会社の選択肢どの等級まで標準で対応しているかは会社によって違う。等級を決めると、比べられる会社が変わることがある

「等級7にしたいけれど、南に大きな窓もほしい」というように、希望どうしがぶつかることもあります。そんなときは、どちらを優先するか、または両方をどう両立するかを会社と一緒に考えることになります。

わが家に合う等級の決め方

どこまで目指すかは、次の4つを家族で話してみると決めやすくなります。

  1. 建てる地域:冬がきびしいか、夏がきびしいか。寒い地域ほど、断熱の差を感じやすいと言われます
  2. いまの困りごと:いまの家で、寒さ・暑さ・結露・部屋ごとの温度差にどのくらい困っているか
  3. ほかの希望とのバランス:大きな窓、吹き抜け、デザイン、間取りの自由度と、どちらを優先したいか
  4. 予算と住む年数:最初にかかる費用と、長く住む中での快適さや光熱費を、どう考えるか

迷ったときは、「最低ラインはどこか」と「余裕があれば上げたいところはどこか」の2段階で考えるのもおすすめです。たとえば「最低でもZEH水準(等級5)、できれば等級6」のように決めておくと、会社の提案を比べやすくなります。

性能をどのくらい大事にしたいかは、ほかの希望と並べるとはっきりします。ハウスメーカー相性診断では、性能・デザイン・価格など6つの軸で、自分のゆずれないことを確かめられます。

会社に聞いておきたいこと

等級の話は、「何がいいか」より「わが家ではどうなるか」を聞くと、答えが具体的になります。性能を大事にしている会社の比べ方全体は、高気密高断熱の会社の選び方にまとめています。

等級を決めるときに、気をつけたいこと

等級だけで会社を決めない

同じ等級でも、窓や換気、冷暖房の考え方、工事のていねいさで住み心地は変わります。等級は比べる軸のひとつとして、提案の中身や担当の人の説明もあわせて見ましょう。

「等級〇相当」の言葉に気をつける

「等級6相当」と書かれているときは、どの家で、どんな条件で計算した数字なのかを聞いてみてください。わが家の間取りで同じ等級になるかは、計算してみないと分かりません。

家族の中で温度の感じ方が違うことも

暑がりの人、寒がりの人で、求める快適さは違います。家族で「どのくらい快適ならうれしいか」を話しておくと、等級の話が自分たちごとになります。

断熱等級を決めるときのチェックリスト

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よくある質問

Q. 断熱等級4の家は、寒いですか?

等級4は、2025年4月から原則すべての新築住宅に求められるようになった省エネ基準の水準です。住み心地は等級だけでなく、窓や日差し、冷暖房の仕方、建てる地域でも変わります。いまの家で寒さに困っているか、どのくらい快適さを求めたいかで、上の等級を目指すかを考えるのがおすすめです。

Q. 等級7にすれば、エアコンはいらなくなりますか?

等級が高い家は、少ない冷暖房で室温を保ちやすくなりますが、冷暖房がいらなくなるわけではありません。どんな冷暖房を何台くらい使う想定なのかは、会社によって考え方が違うので、等級といっしょに聞いておくと安心です。

Q. 等級を上げると、光熱費はどのくらい下がりますか?

家の大きさや形、地域、家族の暮らし方、使う設備で大きく変わるので、一概には言えません。気になる場合は、わが家の間取りと条件で試算してもらえるか、その試算がどんな前提なのかを会社に聞いてみてください。

まとめ

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ハウスメーカー相性診断は、元施主の中の人が作った無料・登録不要の診断です。「新しい家で、イヤなのはどっち?」の二択と暮らしのことに答えると、自由度・性能・デザイン・価格・提案・安心の6つの軸であなたの「ゆずれないこと」を整理して、ハウスメーカーとの相性を%で出します。AIが、あなたに合いそうな間取りの方向性も書きます。

検討中の会社を入れると、その会社とのズレも分かります。夫婦で比べることもできます。

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