探し方・進め方
不動産会社への土地探しの頼み方 ― 何を伝えて、何を聞いて、どう続ければいい?
2026年11月1日 ・ マドリセカンドの中の人(元施主)
ネットで探すだけでは、なかなかいい土地に出会えない。不動産会社に頼んでみようと思っても、何をどう話せばいいのか、少し緊張しますよね。
不動産会社に土地探しを頼むときは、希望をできるだけ具体的に伝えることがいちばんのコツです。この記事では、行く前の準備、伝えたいこと、聞いておきたいこと、頼んだあとの続け方を順番にまとめます。
不動産会社に頼むとよいこと
不動産会社には、地域の土地の情報が集まります。頼んでおくと、次のようなよいことがあります。
- インターネットに出る前の土地を、紹介してもらえることがある
- そのエリアの相場や、売りに出やすい広さを教えてもらえる
- 土地の気になる点(道路・境目・古家など)を、くわしく調べてもらえる
- 値段や引き渡しの時期など、売主との話をまとめてもらえる
ネットに出ない土地については、ネットに出ない土地(未公開物件)とはにまとめています。
行く前に準備しておくこと
相談に行く前に、家族で次のことを話しておくと、伝えたいことがはっきりします。
- ゆずれない条件:2〜3個にしぼっておく
- 必要な土地の広さ:家の広さ・駐車場・庭から、だいたいの坪数を出しておく
- 土地にかけられる予算:家づくり全体の予算から、建物・諸費用・外構を引いた額
- いつごろまでに住みたいか:子どもの入学・今の家の更新などの区切り
条件の決め方は、土地探しの条件の優先順位の決め方を参考にしてください。必要な広さや、そのエリアの相場の目安は、土地相場チェックで先に見ておくこともできます。相場を少し知っておくと、話がかみ合いやすくなります。
伝えたい7つのこと
相談のときは、次の7つを伝えると、合う土地を探してもらいやすくなります。メモにして持っていくと、伝えもれが防げます。
| 伝えること | 伝え方の例 |
|---|---|
| エリア | この駅から歩いて15分くらいまで。となりの駅も考えられる |
| 広さ | 40〜50坪くらい。車を2台とめたい |
| 土地の予算 | 土地は○○万円まで。少し上なら考えられる |
| ゆずれない条件 | この小学校の学区。車の出し入れがしやすい道路 |
| 気にならないこと | 形が少し変わっていてもよい。古家付きでもよい |
| 時期 | 来年の春ごろまでに土地を決めたい |
| 建てる家 | 2階建ての注文住宅。住宅会社は検討中 |
見落としがちなのが、「気にならないこと」です。ここを伝えておくと、ほかの人があまり選ばない土地の中から、わが家に合うものを紹介してもらえることがあります。
「いい土地があれば」だけだと、紹介する側も選びにくくなります。数字と、ゆずれない・気にならないの両方を伝えるのがコツです。
相談のときに聞いておきたいこと
伝えるだけでなく、聞いておくと役立つこともあります。
- 希望の条件の土地は、そのエリアでどのくらい出てくるか
- 希望の予算だと、どのあたりの、どのくらいの広さが現実的か
- 新しい土地が出たとき、どうやって知らせてもらえるか(電話・メール・メッセージ)
- 土地を買うときに、どんな費用がかかるか
- 気になる土地が出たとき、どのくらいの早さで返事が必要になりそうか
話を聞いてみて、条件が相場と合っていないと分かることもあります。そのときは、家に帰って家族で条件を見直してから、もう一度伝えれば大丈夫です。
何社に頼むか
何社に頼むかに決まりはありません。1社にしぼる家庭もあれば、エリアごとに何社かに頼む家庭もあります。
- 1社に頼む:やりとりが楽で、担当者と話がかみ合いやすい。そのぶん、情報の入り口は1つになる
- 何社かに頼む:情報の入り口が増える。同じ土地を別の会社から紹介されることもあり、やりとりは少し増える
何社かに頼むときは、伝える条件をそろえておくと、紹介される土地がばらばらになりにくいです。地元の土地にくわしい会社と、広いエリアをあつかう会社を組み合わせる家庭もあります。
建てたい住宅会社がある場合は、住宅会社にも土地探しを手伝ってもらえるか聞いてみてください。住宅会社と一緒に探す方法は、住宅会社と一緒に土地探しを進める記事にまとめています。
頼んだあとの続け方
頼んだあとは、紹介された土地への返事と、ときどきの連絡が大事です。
- 紹介された土地には、早めに返事をする:合わなければ、合わない理由も一言そえる
- 条件が変わったら伝える:予算・エリア・時期が変わったら、そのたびに知らせる
- しばらく紹介がなければ、こちらから連絡する:「まだ探しています」と伝えるだけでもよい
合わなかった理由を伝えるのは、断るためではなく、次によりよい土地を紹介してもらうためです。「日当たりより、車の出し入れを大事にしたい」など、具体的に伝えると、相手も探しやすくなります。
紹介された土地が合わないときは、ていねいに断ってかまいません。相談したから買わなければいけない、ということはありません。
土地を探す前に確かめたいこと
- ゆずれない条件と、気にならないことを家族で話した?
- 必要な土地の広さを、だいたいの坪数で出した?
- 土地にかけられる予算を、全体の予算から出した?
- いつごろまでに住みたいか、決めた?
- 伝えたいことを、メモにまとめた?
- 新しい土地の知らせを、どう受けとるか決めた?
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Q. 不動産会社に相談すると、買わないといけなくなりませんか?
相談しただけで買う約束になることはありません。紹介された土地が合わなければ、ていねいに断ってかまいません。合わなかった理由を伝えると、次からより合う土地を紹介してもらいやすくなります。
Q. 予算は正直に伝えたほうがいいですか?
正直に伝えたほうが、合う土地を紹介してもらいやすくなります。土地にかけられる額と、家づくり全体の予算を分けて伝えると、話が早く進みます。少し上なら考えられる、という幅があれば、それも伝えておきましょう。
Q. まだ住宅会社が決まっていなくても、不動産会社に相談していいですか?
相談してかまいません。ただ、土地が見つかったときに、どんな家が建つかを確かめられる相手がいると安心です。住宅会社の候補も並べて探しておくと、土地を見たときに判断しやすくなります。
まとめ
- 不動産会社には地域の情報が集まる。頼むと、ネットに出る前の土地に出会えることがある
- 行く前に、条件・広さ・予算・時期を家族で話しておく
- エリア・広さ・予算・ゆずれない条件・気にならないこと・時期・建てる家を伝える
- 何社に頼むかに決まりはない。頼むなら条件をそろえて伝える
- 紹介された土地には早めに返事をして、合わない理由も伝える
うちに必要な土地は何坪? そのあたりで、いくらで見つかる?
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